【News】WEBサイトの全面リニューアルを実施いたしました。

桑の葉で血糖値が!?お茶&青汁の効能で糖尿病予防はウソ。

最近、桑の葉をつかったお茶や青汁の検索結果もひどいんですね。

青汁の効果効能についてまとめていたら、ふと「桑葉のお茶や青汁」の成分や効果効能も気になって調べてみたけど、まぁひどいですね。

嘘ばっかり!青汁効果を検索したらヒドイ効能ばかりで驚いた!

桑の葉のお茶や青汁でいわれる効果効能のほとんどは血糖値を抑えるというもの。ただね、「ウソでしょ?」と思いながら「ひょっとして」という気持ちもあって。

せっかくだから、「桑葉のお茶や青汁」の効能を徹底的に調べてみました。

そもそも桑の葉とは

桑の葉の概要

昔から日本ではよくある風景だった桑畑。

養蚕業が盛んだった頃、絹をつくる蚕(カイコ)のエサとして桑の葉が利用されていたので、地方に行けばいたるところに桑の木がありました。

しかし、養蚕業の衰退によって遊休桑園が問題になっています。

桑園の多くは傾斜地にあるため有効利用するのがむずかしく、繭(まゆ)の生産量は1/1000に減少しているため、手付かずの桑園が増えています。

桑の葉の特徴

桑の葉は昔から、健康茶(茶葉)としても利用されてきました。

最近では桑の葉石鹸が登場するなど、新たな利用価値もひろがっています。

桑の葉の効果効能とは

桑の葉(お茶&青汁)のDNJ効果

桑の葉(お茶&青汁)の効果効能でよく見るのは、

DNJが血糖値を抑える

というものです。

DNJとは「デオキシノジリマイシン」の略称で、ドイツ・バイエル社が1970年代に糖尿病治療薬であるセイブル錠の開発につなげた成分

体内に入ると糖質を分解する酵素(α-グルコシターゼ)の働きをさまたげるため、糖質の吸収がおさえられた結果食後血糖値の上昇がゆるやかになるという医薬品成分です。

糖尿病治療薬について
DNJ(デオキシノジリマイシン)がきっかけで生まれた医薬品セイブル錠は、ジェネリック医薬品名(以下、一般名)「ミグリトール」としても処方されています。
糖質分解酵素の働きをさまたげる糖尿病改善薬には、
・セイブル(一般名:ミグリトール)
・グルコバイ(一般名:アルカボース)
・ベイスン(一般名:ボグリボース)
の3つがあり、セイブルはもっとも効果が強いとされています。逆にベイスンは穏やかに効くため、糖尿病予防にも処方できる医薬品です。

桑の葉(お茶&青汁)に含まれるDNJ量

医薬品の開発につながった成分「DNJ(デオキシノジリマイシン)」。

そんなDNJが含まれる桑の葉商品にも、はたして医薬品とおなじような効果を期待してよいのか情報をあつめてみました。

参考にした商品は、山本漢方製薬の「桑の葉茶」と「桑の葉青汁」です。

それぞれ商品について確認すると、

  • 桑の葉茶:1杯あたりDNJ2㎎
  • 桑の葉青汁:1杯あたりDNJ2.2㎎

とDNJ含有量についての情報を確認できました。DNJ効果について研究された論文をみると、桑の葉に含まれるDNJ含有率は0.05~0.1%

山本漢方製薬のお茶と青汁に含まれるDNJは、研究データより多い気もしますが、ここでは無視して話をすすめます。

桑の葉(お茶&青汁)DNJ効果の検証

もし桑の葉に含まれるDNJが、医薬品セイブル(一般名:ミグリトール)とおなじ効果があったと仮定すると。

セイブル(一般名:ミグリトール)の用法・用量
通常、成人には1回50mgを1日3回毎食直前に経口投与する。効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を75mgまで増量することができる。

つまり、食事のたびに血糖値上昇を抑えるには1日150㎎必要ということ。

お茶や青汁のDNJに医薬品のセイブルとおなじ効果があったとしても、

  • 桑の葉茶は、1日3回毎食直前に25杯飲む(1日計75杯も必要)。
  • 桑の葉青汁は、1日3回毎食直前に23杯飲む(1日計69杯も必要)。

なるほどー・・・

いやぁ、医薬品ってすごいですね。

中国産をつかって安さに定評のある山本漢方製薬の桑の葉(お茶&青汁)ですら、毎月4万円くらい出費が必要になるのに。

治療薬(ジェネリック)のミグリトールなら毎月2,000円以下(薬価)。

糖尿病予防としても処方できるボグリボースなら毎月1,500円以下(薬価)。

桑の葉ってどうなの?

どこを切り取れば「桑の葉(お茶&青汁)で血糖値を抑えて糖尿病の対策に!」といえるのだろう・・・。

桑の葉の栄養成分とは

検索結果の情報

桑の葉のお茶&青汁を糖尿病対策に利用するのは(ちょっと期待したけど)難しいけど、栄養なら補えるでしょ!?

そう思って、そもそも桑の葉にはどんな栄養があるか検索したところ、

「桑の葉 栄養成分」の検索結果
桑の葉には他のお茶や青汁の素材と比べても豊富な栄養成分がバランス良く含まれていて、鉄やカルシウム、ビタミンB1、カロチン、フラボノイドと様々な成分が含まれています。

こうした情報を目にしました。

お茶&青汁会社サイトの情報

つづいて、桑の葉青汁を販売している会社の情報を確認すると、

「桑の葉青汁の販売会社サイト情報」の検索結果
桑の葉をつかった青汁粉末を分析した栄養データは何社か公開していましたが、桑の葉自体(生葉)の栄養データは見つかりませんでした。

公的機関の情報

文部科学省が管理している栄養成分データを確認すると、

公的機関による桑の葉の栄養成分
桑の葉の栄養成分は調査対象ではなく、公的な情報はありませんでした。

桑の葉は有用な食材としては認識されていないようです。

桑の葉がどれほど栄養豊富な植物なのか、客観的にわかる情報が今後でてくることを期待します。

桑の葉の効能がひとり歩きする理由

桑の葉のダイエット効果もウソ

桑の葉について学んでいると、

  1. DNJは糖質の吸収を抑える!
  2. つまり吸収される糖質が減る!
  3. だから蓄積される脂肪が減って痩せる!

といった情報もよく目にしました。

しかし桑葉のお茶や青汁に期待する効果はありませんし、そもそもDNJの効果とは糖質をゆっくりと吸収することであって、吸収される糖質量は変わりません

食べた糖質はすべて、ゆっくりと吸収されます。

そのため、DNJを飲むだけで痩せるなんてことはありません。

注意
さきほども説明したとおり、桑の葉のお茶や青汁に期待するような糖尿病効果もありませんので、ご注意ください。

こうした桑の葉(DNJ)の効能がひとり歩きする背景には、

アフィリエイト広告

があります。

つまり、桑葉をつかったお茶や青汁のありもしない効果効能を説明するサイト経由で商品を購入すると、そのメーカーから報酬金をもらえるのです。

青汁にダイエット効果はない!痩せるには飲み方が重要です。

困ったことに、大企業ですら悪質な青汁アフィリエイトサイトに報酬を支払って、支援しているため、状況が改善されません。

ためしに調べた「桑の葉 効能」も、青汁のダイエット情報に負けず劣らず、悪質な情報サイトがおおくて驚きました。

桑の葉(お茶&青汁)選びで迷われているなら、こちらの記事もご参考ください。

青汁製造者が暴露!おすすめ青汁を効果の高い順にランキング。

桑葉をつかったお茶や青汁の栄養成分、効果・効能をただしく理解して、健康的な青汁ライフを楽しんでいただけることを願っています。