熊笹(クマザサ)青汁の免疫効果でガンが!って、おいおい・・・

ケールの若返り効果にすっかり夢中になった我が家。

ケールは「どんな野菜?生サラダだけ?」味・使い方・栄養成分とは

料理はもちろん、青汁やグリーンスムージーにしてケールを利用している中、熊笹という植物に興味を持ちました。

熊笹って、青汁によく使われてますものね。

そもそも熊笹(クマザサ)とは

熊笹(クマザサ)の概要

健康茶や青汁としても利用されているクマザサ(熊笹・隈笹)。

健康茶や青汁に使われるようになったのは、60年から120年間は枯れることがないといわれる生命力の強さが注目されたから。

漢字の由来として、冬期に葉のフチが白くなり隈取りができるからという隈笹説、熊が食料にしたり、熊の出没場所に生えるからという熊笹説の2種類あります。

熊笹(クマザサ)の特徴

おにぎりや餅をはじめ、笹団子、笹あめ、笹寿司、笹酒、チマキなど、むかしから日本では食材を腐らせないよう笹に包んできたため、

熊笹には殺菌効果があるのでは?

と期待してしまいますが、笹の葉は乾燥しやすく、食材の湿気を逃がすため腐敗をふせぐのであって、笹に含まれる成分に殺菌効果があるわけではありません

熊笹(クマザサ)青汁の栄養成分とは

検索結果の情報

熊笹の栄養成分を検索したところ、

熊笹の栄養成分
葉緑素、アミノ酸、バンフォリン(クマザサ多糖体)、アラビノキシランが豊富です。

こうした情報を目にしましたが、情報源は不明です。

公的機関の情報

また、文部科学省が管理している栄養成分データも確認したのですが、

熊笹の栄養成分は調査対象ではなく、公的な情報はありませんでした。熊笹は有用な食材として認識されていないようです。

そればかりか、誠実でない成分情報の見せ方をする販売会社が多すぎて閉口しました。

熊笹(クマザサ)青汁の宣伝がひどい

葉緑素&アミノ酸

まずは、葉緑素&アミノ酸。

葉緑素が「血液浄化」「体臭除去」「免疫強化」するといった宣伝をよく目にしたのですが、突っ込みどころ満載で。

「葉緑素は野菜の緑色成分、もっと緑色の野菜あるよね。」

「百歩譲って効果があるとして、乾燥したら壊れるよ。」

葉緑素って熱に弱いので、粉末青汁にした時点で葉緑素に期待しても意味ないですよ。

あと、熊笹はアミノ酸が豊富だって・・・

だったら肉を食おう!

植物よりも肉や魚、豆類の方がアミノ酸豊富。植物のくせにアミノ酸で勝負するあたり、ある意味、熊笹(クマザサ)の空気読めない感じ、嫌いじゃないけどさ。

嫌いじゃないけど、ちょっとさ・・・

バンフォリン(クマザサ配糖体)

熊笹の青汁効果でよく見るのは、

バンフォリンで免疫強化

というものです。

熊笹に含まれるバンフォリン(クマザサ多糖体)効果で免疫力があがり、ひいてはガンの予防にまでつながると紹介されていました。

しかし、バンフォリン(クマザサ多糖体)について論文を探してみても、その効果を期待できそうな情報が見つかりません

アラビノキシラン

熊笹にはバンフォリン(クマザサ配糖体)だけではなく、アラビノキシランという成分によって、

  • アトピーの改善
  • 老化防止
  • 自律神経系の病気改善

に効果があるという情報を見つけたので、論文を探してみましたが、こちらもまた効果を期待できそうな情報はありませんでした。

というか、バンフォリンもアラビノキシランも、めちゃくちゃ怪しい

調べるとわかるのですが、「ガンが治った!」という個人の体験がひとり歩きしている成分で「昭和の健康食品」みたい。

ガン対策なら、ナメコとかキノコ類を菌糸体(ゴミのように下についてる石づき部分)を切って捨てずに、洗って調理して食べたほうが効果あるでしょ。

熊笹の青汁効果が広まった背景

熊笹をつかったお茶や青汁を調べていると気づきました。

ひょとすると、クマザサに治療効果があるとする根拠はサンクロンやササヘルスといった、第三類医薬品の存在ではないでしょうか。

第三類医薬品
効果がゆるやかで、過剰摂取しないかぎり安全性が高い医薬品のこと。代表的な商品として、リポビタンD、龍角散のど飴、コーラックなど。

サンクロンとササヘルスは、「疲労回復、食欲不振、体臭・口臭の除去、口内炎、歯槽膿漏」に効果のある第三類医薬品として販売されています。

第三類医薬品として認められている有効成分は、

  • サンクロンが、銅クロロフィリンナトリウム。
  • ササヘルスは、鉄クロロフィリンナトリウム。

クロロフィル(葉緑素)を銅や鉄で安定化させた成分です。

熊笹のお茶や青汁でいわれる効果効能の根拠は、このクロロフィリンから広がっているような気がしてなりません。

青汁効果を期待するなら

熊笹を調べて気がついたのは、宣伝がひどいこと。

粉末青汁は、あくまで栄養補助として利用するものですよ。

【青汁効果を解説します】効能が「ある」「ない」は飲み方で決まる!

もし熊笹の青汁効果に期待してるなら、熊笹を調達して、搾って生で飲みましょう。

でも明らかに繊維質が豊富そうなので、ほとんど搾れない気もする。というか、熊笹青汁って素直に「食物繊維が豊富!」でいいんじゃないのかな。