青汁を1日3杯も飲んでるから野菜は食べなくても平気!
そんな情報を目にして「本当にそうなのか」なんとなく不安を感じて、野菜不足と青汁についてまとめてみました。
そもそも野菜不足とは
野菜の不足量について
1日に目標とする野菜摂取量は350gといわれています。
それに対して実際に食べている野菜の量は、厚生労働省の調査によると、
年によってばらつきはあるものの、毎日290g前後の野菜を食べているようです。
1日に食べる野菜目標量に対して、その差は約60g。
- トマト1個:150~200g
- キュウリ1本:100g
- レタス1枚:30g(1個300g)
毎日サラダなどの小鉢を意識的に増やすだけで、不足分を簡単に補えそうです。
世帯所得別の野菜摂取量
しかし世帯所得別の野菜摂取量をみると、状況が変わってきます。
世帯所得が低いほど野菜摂取量が低く、逆に穀類(炭水化物)の摂取量が増えて、肥満率も上昇する傾向があります。
世帯所得別に野菜不足量を計算すると、
- 200万円未満:80~100gの野菜不足
- 200~600万円:約65gの野菜不足
- 600万円以上:30~40gの野菜不足
となっています。
野菜不足と青汁
青汁の生野菜換算
野菜は季節によって栄養価が変わり、また加工法によっても栄養価が増減するため生野菜換算するのはとても難しいです。
「青汁1杯あたり野菜〇〇g」という青汁は、合成した栄養素を添加して計算していたり、栄養が残った搾りカスは計算に入れないなどのトリックを用いているため参考になりません。
とても乱暴な話なのですが、
- ケールは約90%が水分
- 乾燥ケール粉末1gを生ケール10gと仮定
- ケール青汁1杯(3g粉末)あたり生葉30g
として、世帯所得別に必要な青汁量を計算すると、
- 200万円未満:1日青汁3杯が目安
- 200~600万円:1日青汁2杯が目安
- 600万円以上:1日青汁1杯が目安
となります。
世帯所得別の野菜摂取量は健康意識の高さの差ともいえます。世帯年収が高くても不健康な人はいますので、ご自身の健康意識の差に応じて不足量を類推した方がよいと思います。
青汁を飲んでも野菜は必要
「青汁を1日3杯も飲んでるから野菜は食べなくても平気!」は危険で、青汁はあくまで野菜不足をサポートする飲み物です。
世帯年収にかぎらず、そもそも青汁を飲もうとする方は健康意識が高いはずなので、1日1~2杯の青汁を飲めば野菜不足を補えるように感じました。
ただ、青汁によってはほとんど栄養を補えないものもあるので気をつけましょう。
効果の高い青汁を選ぶうえで、こちらの記事が参考になれば嬉しいです。
ということで、ちょらの青汁でも飲みに行ってきまーす!
自分でいうのもなんですが、ちょらの青汁つくってよかった。毎朝飲んでますが、細胞が目覚める感じがとても好き♪