お客様から、
「青汁はどうやって飲むとおいしいの?」
という質問をいただいたので、個人的に好きな飲み方のひとつ「青汁の牛乳割り」を紹介しようとネット検索したら驚きました。
「青汁 効果」を調べたときとおなじように、いやはや凄いですね。
ネットで言われていることも含め、青汁の牛乳割りについてまとめてみました。
青汁牛乳は太るのか
牛乳とカロリー
「青汁の牛乳割りは太る」という情報をみると、
- 牛乳は水よりもカロリーが高い。
だから水でつくった青汁よりも、牛乳で割った青汁は太りやすいらしい。
そりゃそうですよね。だって、
水は0kcal
だもの。
そんなこと言いだしたら、なんだって水にくらべれば太りやすいです。コンニャクだってカロリーはあるから水より太りやすいですよ。
牛乳のカロリーは、1杯(200mlとして)あたり138kcalです。
そのうち乳脂肪分によるカロリーは70kcal程度。これはボーっと1時間テレビ見るだけで消費するカロリーです。
この程度のカロリーで太った原因を牛乳にするのが間違い。
牛乳のせいで太った!?
なんて考える時間があれば、食べ過ぎを気にしましょう。
牛乳とコレステロール
また、調べていると、
牛乳でコレステロール上昇?
という情報も目にしましたが、牛乳1杯(200mlとして)あたりのコレステロールの量は25㎎程度です。
これは日本人のコレステロール摂取量の5~8%程度。
カロリーとおなじように、
牛乳でコレステロールが!
なんて牛乳のせいにする時間があれば、食生活を見直しましょう。
青汁牛乳のメリット
必須アミノ酸を効率的に
水分をのぞけば、骨や血管、臓器、肌、髪の毛や爪にいたるまで、体のほとんどはタンパク質でできています。
そのタンパク質の原材料となるのがアミノ酸です。
牛乳には、これらアミノ酸のうち体内で合成できない9種類の必須アミノ酸が消化吸収されやすい形で含まれています。
ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジンの9種類。
青汁牛乳なら、こうした牛乳由来のアミノ酸にくわえて、ビタミンやミネラル、食物繊維まで補えます。
カルシウムで骨太に
カルシウムといえば小魚をイメージする人も多いと思いますが、
- 牛乳のカルシウム吸収率:40%前後
- 小魚のカルシウム吸収率:33%前後
- 野菜のカルシウム吸収率:19%前後
といわれていて、牛乳はカルシウムを補うのに最適な食品のひとつです。
食生活が豊かなになった現在においても、いまだに多くの世代においてカルシウムの充足率は80~90%で十分な量をとれていません。
骨密度の低下は、将来の寝たきり(介護)リスクを高める原因のひとつ。
積極的に牛乳を取り入れた方がいいのではないでしょうか。
牛脂や牛乳に弱くてお腹を下しやすいのですが、青汁牛乳にして飲むとお腹を下さないのが不思議です。個人差はあると思いますが。
青汁牛乳による健康効果
ネット情報はウソばかり
青汁の牛乳割りについて調べていると、こんな情報を目にしました。
- 青汁牛乳を飲むだけで代謝が上がる!
- 青汁牛乳を飲むだけで血液サラサラに!
- 青汁牛乳を飲むだけで免疫力が上がる!
これ以外にも、まるで万能薬のように宣伝する情報サイトが乱立されていますが、あまり信じすぎないように注意しましょう。
こうしたありもしない青汁効果を説明する情報サイトのほとんどが、
アフィリエイト広告
つまり、訪問者を誘導して青汁を買ってもらうと、見返りに青汁メーカーから報酬金がもらえるというもの。
青汁選びで迷われているなら、シンプルな青汁を選ぶのが安全ですよ。
ダイエットに役立つ飲み方
青汁効果にはほかにも、
飲むだけで痩せる!
といった情報もよく目にしますが、飲むだけで痩せるわけがありません。
しかし、飲み方を工夫すればダイエットにも役立ちますし、とくに青汁の牛乳割りなどは満足感も得られやすく効果的です。
ただし、最近の青汁は添加物で効果が薄くなっているものも多いため、せっかく飲むなら濃い青汁で牛乳割りにするのがおすすめです。
我が家は今朝も、家族みんなで青汁牛乳割りをいただきました。
うまいんですよねぇ、青汁の牛乳割り!