青汁で得られる健康効果について情報をまとめています。
- 青汁に効果効能はあるの?
- 青汁の効果的な飲み方ってあるの?
- 青汁が便秘解消に役立つって本当?
と気になっている方に向けて情報をまとめています。
青汁を製造販売している立場から、また実際、青汁のおかげで驚くべき便秘解消効果を実感した立場から、青汁の効果効能についてまとめています。
青汁効果について
青汁の飲み方
青汁の情報サイトによっては、
- 青汁をお湯に溶かすと効果がなくなる
- 青汁効果を得るには朝に飲むとよい
- 青汁効果は飲みやすい青汁がおすすめ
といった話が書かれていますが、青汁の製造販売しながら青汁ライフを楽しんでいる立場からすれば「微妙だな」と思いながら眺めています。
青汁はお湯に溶かしてもOK
「青汁をお湯に溶かして飲むと栄養素が壊れる」と言われることがあります。
きっとビタミンは熱に弱い、つまり青汁効果が失われるという話でしょうが、グツグツ煮込むわけではないのに気にしすぎです。
むしろ温めることで胃腸にやさしく、消化吸収能が向上するでしょう。
ただし、お湯に溶かして飲むことで青汁特有のクセが強くなるため、苦手なかたは温めた牛乳や豆乳に溶かして飲むとよいですよ。
青汁は朝に飲むとよい
「青汁効果を引きだすには朝に飲むとよい」と言われることもあります。
たしかに、わたしも朝に青汁を飲むことでお通じがよくなる効果実感を得ています。
おそらく青汁自体の効果というよりも、朝に青汁を飲むことで、つまり起き抜けに水分を飲むことで胃腸が刺激された結果、お通じの改善が見られるのだと思います。
青汁を朝に飲む目的は、栄養バランスが改善された状態で一日をはじめること。
健康維持や病気の予防に役立てていきましょう。
飲みやすい青汁は効果が低い
「効果を得るためにも飲みやすい青汁がおすすめ」という情報はでたらめです。
おそらく「青汁は体にいいけどマズイ」というイメージを逆手にとって「飲みやすいうえに体にも良い」と宣伝したいのでしょう。
しかし飲みやすい青汁のほとんどは、添加物でうすめて飲みやすくした、栄養価が失われたなんちゃって青汁だということは知られていません。
それは、青汁ではなく黄緑色の水です。
子どもでも飲みやすいと評判の青汁だったのに、まったく栄養がなくてガッカリしたことを今でも覚えています。
粉末青汁など「飲むタイプの青汁」の効果効能についてもまとめましたので、こちらも参考になればうれしいです。
青汁を飲むことで得られる効果もありますが、さらに効果を得られる方法があります。それこそ翌日には便秘が改善するような体感性を得られる方法が。
それが、「青汁を食べる」です。
青汁効果を得るには
青汁を食べるとは、青汁素材を食べるということです。
おすすめの青汁素材は「ケール」、というよりも青汁で有名な大麦若葉は小動物のエサとしての流通が基本で、生葉を手に入れるのは困難です。
ケール以外なら明日葉も生葉として手に入るのでおすすめです。
個人的にはセリ科(セロリやパセリなど)の野菜である明日葉よりも、アブラナ科(白菜やキャベツ、大根など)の野菜であるケールのほうが食べやすいので好きです。
ケールはマズイ?
ケールがマズイというのは誤解です。
これまで取り寄せたケールのなかで「露地栽培ケール(自然農法)」がもっともおいしかったため、わたしたちは全国から厳選したおいしいケールをお届けしています。
「マズイ、もう一杯!」で有名になったキューサイのケールはマズイのでしょう。
しかし、おいしいケールは当たり前ですがおいしいのです。
青汁効果を得る方法
青汁(ケール)を食べる
青汁で有名なケールは、海外ではスーパーフードとして健康に役立てているほど栄養豊富な植物です。それをサラダにして生の栄養を取り入れましょう。
ケール料理をつくった経験のない方にとって抵抗を感じる方も多いと思いますが、手間のかかるものではありません。
むしろ、とてもシンプルです。
基本の食べる青汁
- ケール:100g(2枚ほど)
- サラダ食材:100g
- オイル:大さじ1杯
- 塩&砂糖:各々ひとつまみ
- 酢:大さじ1杯
- フレーバー:自由に!
ケールとサラダ食材をあわせて200gを目安に、多少増えても大丈夫。
参考までに、当店のケール生葉は露地栽培のため季節によって葉の大きさにバラつきがあります。小さな葉なら3枚、大きい葉なら1枚で充分です。
参考:サラダ食材野菜100gなら、たまねぎ1/2個、にんじん1/2本、トマト1/2個、アボカド1個、レタス1/4個、セロリ1茎、リンゴ1/2個、ブロッコリー1/4株など。そのほか、お刺身や練り物、ゆで豚、豆腐、豆などもおすすめ。
参考:酢について酸度がまろやかな米酢やリンゴ酢、ワインビネガー、レモンなどの柑橘類がおすすめ。
フレーバーの例黒胡椒(挽きたて推奨)、にんにく(すりおろし)、しょうが(すりおろし)、マヨネーズ、はちみつ、メープルシロップ、ヨーグルト、粉チーズ、サワークリーム、マスタード、バジル、醤油、味噌、アンチョビ、シラチャーソース、サルサソース、ナッツ、練りごま、EXVオリーブオイル、胡麻油、ケイパー、梅干し、ピクルスなど。
サラダ食材や酢、フレーバーを気分やノリで変えるだけです。
それだけで多様なケールサラダを楽しめますよ。
参考までに、簡単なのに絶品なレシピを3つ紹介させていただきます。
1.オイスターソースで食べる青汁(和風ケールサラダ)
- ケール:100g(2枚ほど)
- サラダ食材:100g
- サラダオイル:大さじ1杯
- 塩&砂糖:各々ひとつまみ
- 米酢:大さじ1杯
- フレーバー:オイスターソース、醤油、黒胡椒
お好みでニンニク(すりおろし)をいると、なお一層おいしいです。
とりあえず作ってみて、味見をして物足りなければオイスターソースや醤油を足せばいいのです。難しく考える必要はありません。
あとはケールや食材をいれて、トングでしっかり和えるだけです。
このレシピ、単純なのにとても美味しくて。
ケールとレタス(レタス以外にもニンジンや大根など何でもいいです)でつくったサラダに、塩胡椒で炒めた豚肉や砂肝をいれてアレンジしたり。
ケールとお刺身でつくるサラダもおいしいですよ。
※写真のお刺身はカツオのたたき、酢飯にのせてサラダ丼にしました。
炒めた豆腐をケールサラダにいれれば、これがまた絶品です。
ヘルシーなのに味わい深くて、食べごたえもあって大満足。豆腐は多めに加えるくらいがちょうどいいですよ。
豚肉や鶏肉、お刺身や豆腐など、あっさりした食材に向いています。
2.豆板醤と甜面醤で食べる青汁(中華風ケールサラダ)
- ケール:100g(2枚ほど)
- サラダ食材:100g
- サラダオイル:大さじ1杯
- 塩&砂糖:各々ひとつまみ
- 純米酢:大さじ1杯
- フレーバー:豆板醤、甜面醤、醤油、黒胡椒
甜面醤をコチュジャンに変えれば韓国風になって、これまたおいしいです。
このレシピも簡単なのに、とてもおいしいです。
スーパーでよくある味付け肉も、このレシピでケールとあえるだけで主菜(おかず)になります。ごはんが進むので食べすぎに注意。
インスタントラーメンにものせましょう。
炭水化物のかたまりだったインスタントラーメンが、あっというまにビタミンやミネラル、食物繊維もおぎなえるヘルシーな一品に生まれ変わります。
なにより、おいしい。
春菊といっしょに和えて、鍋物にもいいですね。
春菊の香りはそのままに、ケールのシャキシャキ食感があわさることで、食べていて心地が良くて、ついつい箸がすすんでしまいます。
鍋の盛りつけがヘタクソでも、ケールサラダをのせるだけで見た目がよくなります。
そのほか唐揚げや春巻きなど、揚げ物のお惣菜をざく切りにして和えるだけで、主菜(おかず)になるサラダのできあがりです。
3.マヨと粒マスタードで食べる青汁(シーザー風ケールサラダ)
- ケール:100g(2枚ほど)
- サラダ食材:100g
- マヨネーズ:大さじ2杯
- 塩&砂糖:各々ひとつまみ
- 白ワインビネガー:大さじ1杯
- フレーバー:粒マスタード(またはディジョンマスタード)、粉チーズ、黒胡椒、にんにく(すりおろし)、アンチョビ
オイルの代わりにマヨネーズ、ただしちょっと多めの大さじ2杯です。また、アンチョビはなければないで構いません。
リンゴなどのフルーツと組み合わせてもおいしくいただけるレシピです。
カニカマとケールで和えれば、永遠に食べ続けられるサラダに。
もちろん王道のレタスとケールで和えてもおいしいので、炭水化物だけになりやすいパスタの付け合わせにも最適です。
以上、王道の食べる青汁(ケールサラダ)レシピの紹介でした。
食材の量や調味料の分量は、そこまで神経質になる必要はありません。味が薄ければフレーバーを足す、味が濃ければケールを足す。
それでいいのです。
生青汁もおすすめ
もし食べる青汁(ケールサラダ)をつくる暇がないときは生青汁もおすすめです。
最近は、
といった高速ミキサーも販売されているため、食物繊維が豊富なケールも口当たりがなめらかなほど粉砕できるようになりました。
ケール生葉を水または牛乳や豆乳、そのほか好きなフルーツといっしょに高速ミキサーにかければ、しっかりと効果実感が得られる生青汁の完成です。
ただし、非力なミキサーだと繊維質が残ってしまうのでご注意を。
青汁炒めもおすすめ
青汁を食べるなら炒めてもおいしいです。
作り方もいたってシンプル。豚こま肉や油揚げなどといっしょに塩胡椒で炒めて、仕上げに醤油をまわしかけるだけです。
これがまた、とてもおいしい。
気を許すと、ごはん何杯でも食べてしまうのでご注意を。
青汁効果で便秘が改善される
デトックス効果
青汁を食べる(ケールサラダ)ことで便秘が改善されます。
わたしの場合、青汁を食べた翌朝からあきらかにお腹の調子がよくなって驚きました。
※個人差はあります。
胃の中から老廃物がきれいに押し出されて、まるで胃腸を洗浄しているようなデトックス感覚を得ることができます。
免疫力を上げる効果
腸には免疫細胞の70%が集まっています。
そのため青汁を食べて便秘解消に役立てるだけで体の免疫力があがり、抵抗力を高めることにつながります。
腸を守ることは、体を守ること。
年齢とともに衰えがちな腸を、食べる青汁でしっかりケアしましょう。
ダイエット効果
ダイエット成功の鍵のひとつは「代謝を上げる」ことです。
青汁を食べて便秘を改善していくことで、腸内運動が活発になり、結果的に基礎代謝があがってヤセやすい体になります。
とくに晩ごはんに炭水化物のかわりに青汁を食べると、当然のことながら摂取カロリーを抑えることができます。
炭水化物のかわりに青汁を食べた翌日は、体が軽くなるのを感じるはずです。
青汁効果で健康寿命をのばそう
青汁で生活習慣病予防
青汁を食べると、糖や脂の吸収がおだやかになります。
ケールに含まれる食物繊維が吸収をさまたげるだけでなく、しっかりとしたケール食感のおかげで食べるスピードが遅くなります(よく噛むことにつながる)。
急激な血糖値上昇を抑えて、体に負担をかけずに栄養が吸収されていきます。
青汁で歯周病予防
青汁を食べることで咀嚼回数(噛む回数)が増えます。
はじめて食べる場合、人によってはアゴが疲れる方もいるでしょう。
青汁を食べることで唾液の分泌が活発になり、口のなかをきれいに洗浄して、有毒な細菌を抑えることにつながります。
そのため虫歯や歯周病の予防につながります。
子どもの歯固めに食べる青汁(ケールサラダ)を利用されている方もいますよ。
青汁で介護リスクを減らす
青汁素材にもいろいろありますが、特にケールはカルシウムが豊富です。
ケールには、牛乳よりもカルシウムが豊富に含まれることはあまり知られていません。
(100gあたり) | カルシウム | マグネシウム |
ケール | 220㎎ | 44㎎ |
牛乳 | 110㎎ | 10㎎ |
骨粗しょう症(骨強度が低下して骨折リスクが高まる骨格疾患)は、高齢時の骨折による介護や寝たきりになるリスクを高めてしまいます。
日頃からカルシウムやマグネシウムを意識的におぎなって、骨を強くしましょう。
青汁で得られる効果まとめ
青汁で得られる効果についてのまとめとして、
- 青汁効果を楽しむには「青汁を食べる」
- 青汁の食べ方(レシピ)はシンプル
- 青汁効果で便秘が改善される
- 便秘改善でデトックス、免疫強化、ダイエット
- 青汁効果で生活習慣病の対策に
- 青汁効果で歯周病の対策に
- 青汁効果で介護リスクを減らそう
青汁効果で、健康な日々をお過ごしいただければうれしいです。
なお、「青汁を食べるのは大変」と感じている方のために、栄養補助を目的とした粉末青汁もご用意しておりますので、こちらもお役に立てられるとうれしいです。
みなさまの青汁生活が、素晴らしいものになりますように。