青汁は「朝・昼・夜」の時間帯で、いつ飲むと効果的なの?

青汁はいつ飲むと効果的なの?

という質問をいただいたので、青汁の飲む時間帯について考えてみました。

飲む時間帯による青汁効果

栄養素の吸収から考える

栄養素の吸収率は朝から昼がもっとも高いといわれています。

そのため朝や昼など、午前中のうちに青汁を飲めば栄養素を効率的に吸収することができます。

参考:朝食について

体内時計は脳だけでなく、内臓や血液などにも個別に体内時計が存在していて、

  • 脳は太陽や照明の光でリセット
  • 血液や臓器は穀物(デンプン)でリセット

されることが分かっています。

メモ

おなじデンプンでも、イモ類のデンプンではなく、穀物(ごはん、パンなど)のデンプンでなければ血液や臓器の体内時計がリセットされにくいそうです。また、魚に含まれる魚油も体内時計のリセットに効果的なのだそう。

体内時計の周期は24.5時間で動いているため、目覚めて「脳」と「内臓や血液」をリセットしなければ体内時計にズレができ、

  • 睡眠障害
  • うつ病
  • 肥満、糖尿病などの生活習慣病
  • 免疫・アレルギー疾患
  • がんの発症

などのリスクが上昇してしまいます。

また、朝ごはんにタンパク質を摂ると筋肉が大きくなりやすいため、基礎代謝があがってダイエットや生活習慣病に効果的です。

つまり、朝ごはんは

  • 卵ごはんと納豆
  • パンとベーコン(ソーセージ)エッグ
  • サンドイッチ(ツナ、タマゴなど)

といったように「穀物+タンパク質」をしっかり食べることをおすすめします。

さらに青汁も飲めば野菜の栄養も一緒に補えます。

骨の健康を考える

介護リスクが高まる骨粗しょう症。

骨粗しょう症とは

骨密度の低下などによって骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。転倒や骨折などは老後の寝たきりリスクが上昇します。

骨をつくるために必要なカルシウムは夜になると吸収率が上がるため、夜に牛乳を飲むと骨粗しょう症対策に良いといわれています。

また青汁(とくにケール青汁)には、吸収したカルシウムを骨にくっつけるビタミンKが豊富に含まれるため、牛乳に溶かした青汁を夜に飲むと効果的です。

参考:夕食について

一日の食事のメインが「夕食」という方が多いと思われますが、

  • 朝食は「穀物+タンパク質」をしっかりと。
  • 一日の食事量のほとんどは昼食までに終わらせる。

ことが大切です。

また、午前中は脂肪が吸収されにくい(脂肪吸収にかかわる遺伝子の発現が小さい)ため、ラーメンや丼ぶりなどカロリーの高い食事は昼食までにしましょう。

逆に夕食は、

  • 朝と違って「穀物(炭水化物)」はほどほどに。
  • 昼と違って高カロリーなものは食べない。

ようにして、お味噌汁やスープ、サラダや煮物などの野菜中心の夕食にして胃腸を休ませるようにしましょう。

夜遅くなって空腹を我慢できない場合は、おにぎり・サンドイッチなど軽めの主食を夕方のうちに食べておくことで、夜間の食べ過ぎを抑えて胃腸を休ませることができます。

青汁を1日1杯飲むなら

朝食を食べない日は朝

健康のためには、朝ごはんに「穀物(ごはん・パンなど)+タンパク質」を食べる必要があります。

しかし、忙しくて朝ごはんを食べられない日は青汁1杯だけでも飲みましょう

寝てる間にはコップ1杯分の汗をかいているため、それだけ体内から水分が失われて血液はドロドロの状態です。

青汁を1杯飲むだけでも血液をサラサラの状態に近づけ、吸収率の高い午前中に野菜の栄養を補うこともできます。

朝食をしっかり食べた日は夜

朝食をしっかり食べた日なら、朝にあえて青汁で栄養を摂る必要もありません。

むしろ控えめにした夕食と一緒に牛乳に溶かした青汁を飲むことで骨にカルシウムを吸着させていくようにしましょう。

ただ、青汁によっては栄養素がほとんど含まれていないものもあるため、下記記事も参考に濃い青汁を飲むことをおすすめしています。

ちなみに我が家は目覚めの青汁一杯が好きすぎて、朝と夜の2回「ちょらの青汁」を飲むように心がけています。

さてと、青汁を飲んでこようかな~。