青汁は、野菜350g(野菜不足)よりも「野菜の質」を大切に。

青汁と野菜不足の解消についてまとめています。

  • 青汁1杯で野菜何gとれるの?
  • 青汁で野菜不足は解消できるの?
  • おすすめの青汁はなに?

と心配されている方に向けて情報をまとめています。

記事の信頼性

エビデンスや実体験にもとづいた話ではなく、あくまでもケール生葉、そして粉末青汁を製造販売している一個人の意見です。話の参考にご覧ください。

野菜350gについて

青汁業界が大好きな野菜不足解消

青汁の販売サイトや青汁ランキングなどの宣伝サイト、青汁のテレビCMや新聞広告など。

青汁情報を見ていると「日本人の野菜摂取量は目標量350gに達していないから、青汁で野菜不足を解消しよう!」という話を見聞きします。

かくいう当店も「野菜不足に青汁!」と、つい口に出してしまいます。

けれど最近、平成30年の国民健康・栄養調査報告を見ていて「それでいいのかな」と思うときが増えてきました。

というのも、ずっと、ずっとずっとずっと。

日本人の野菜摂取量(全世代平均)は250~300gから変わっていないんですよね。

女性のほうが野菜を食べる量は少なくて、60歳以上になると野菜を食べる量が増えてくるという傾向もずっと変わらない。

これからも日本人の野菜摂取量は250~300gではないでしょうか。

それに気づいてもなお、青汁業界はこれからも「野菜の量が足りない(野菜不足)だから青汁を飲もう!」と宣伝するのでしょうか。

野菜不足なら「質」も大事

日本人の野菜摂取量は250~300g、これからも350gに足りないのなら。

そうであれば、少なくとも250~300gは食べることができているのだから、量よりも質、栄養が濃い野菜を食べるように勧めたほうがいいのでは。

量を追わせるよりも、できるだけ色の濃い野菜を選んだ方が国民の健康に役立つのでは。

そんなことを考えていると、青汁の「1杯で野菜〇g」にも疑問を感じるようになってきました。

青汁と野菜不足解消について

青汁1杯あたり野菜〇g

「青汁1杯あたり野菜〇g」は、製法によって差が出ます。

青汁はざっくり言うと、

  • 丸ごと粉末化したもの
  • 搾った汁だけ粉末化したもの

2種類のタイプがあります。

「1杯あたり野菜〇g」を宣伝文句にしている青汁は、搾った汁だけ粉末化したものが多いです。搾りかすは使わないため、より多くの青汁素材を使えますから。

丸ごと粉末化した青汁よりも良さそうにみえますが、デメリットもあります。

たとえば、豆腐もおから(搾りかす)も大豆から生まれますよね。

搾りかす「おから」の栄養価は、実はビタミンもミネラルも豆腐とあまり変わりません。むしろ食物繊維が豊富な分、おからの方が豆腐よりも栄養価が高いとも言えます。

搾った汁だけ粉末化した「1杯あたり野菜〇g」の青汁は、その搾りかすを使わない。

「1杯あたり野菜〇g」を宣伝している青汁は、それだけ他社よりも野菜不足に役立つ青汁だと言いたいのでしょうが、それは本当ですか?

参考:ちょらの青汁

当店の青汁は「丸ごと粉末化したもの」と「搾った汁を粉末化したもの」を2種類ブレンドしています。

量より質を問う青汁へ

日本人の野菜摂取量は250~300gから変わらない。

そうであれば、日々食べている野菜に、ひとつだけでも栄養価の高い野菜を加えてあげれば良いのではないでしょうか。

「野菜不足だぞ!」と追い詰めるのではなく。

「色の濃い野菜をひとつでも」のほうが、負担がより少なく、栄養バランスを改善できるような気がしてなりません。

青汁でいえば、「日本食品標準成分表(文部科学省)」でいろんな野菜を比べてみると、ケールをつかえば野菜の質を底上げできるように思えます。

ケールであれば栄養価も高く、栽培もしやすく、より低コストに青汁をつくれます。

青汁素材といえば、大麦若葉や明日葉、桑の葉や長命草、熊笹など色々とありますが。

食材として「日本食品標準成分表(文部科学省)」に登録されていて、世界で食経験も豊富な安心できる野菜となると、やっぱりケールに落ち着きます。

野菜不足と青汁まとめ

野菜不足と青汁のまとめとして、

  • 野菜350g目標なら日本人はずっと野菜不足では
  • 野菜の質(栄養価)を底上げしよう
  • 青汁も安心安全な栄養価の高い素材をつかおう

あまり「野菜不足だから」と背負い込まず。

日本人は平均250~300gも野菜を食べているから、色の濃い(栄養価の高い)野菜を意識するだけで栄養バランスを改善できるのでは、という個人の意見でした。

よろしければこちらの記事もご参考ください。

みなさまの青汁生活が、素晴らしいものになりますように。