青汁を飲むタイミングは朝、飲み方は豆乳または牛乳割り。

青汁について、

  • 朝と夜のどちらが効果的か
  • 豆乳や牛乳で飲んだときの効果
  • 健康や美容に効果的な飲み方

など、青汁を飲むタイミングや青汁の飲み方について悩まれている方が多いようで、質問をいただくことがあります。

そこで、効果的な飲み方について情報を整理しました。

はじめに

青汁の飲み方について、

  • 健康や美容に役立てるなら「朝」
  • ダイエットに役立てるなら「食事前」
  • 便秘解消に役立てるなら「夜」

といった飲み方をおすすめする情報を目にしますが、はたして効果はあるのでしょうか。

健康・美容に朝飲む

青汁は野菜不足による栄養障害にならないために飲むものです。

栄養バランスを整えて、免疫機能やお肌の状態を本来あるべき状態に近づけることが目的であり、いつ飲んでも栄養バランスは改善します。

朝飲んだから免疫機能が高まることはなく、美肌になるわけでもありません。また夜飲んだからといって青汁効果がなくなるわけでもありません。

朝飲んでも夜飲んでも、青汁を飲むことで栄養バランスは改善されます。

ダイエットに食前飲む

青汁を飲むことで食後血糖値の上昇をおさえて、結果的にダイエットに役立てる。

しかし、それは青汁に食物繊維が含まれていれば、の話です。

食物繊維には糖質や脂質の吸収をおさえる効果があるため、ダイエットに役立ちますが、残念ながら市販の粉末青汁や冷凍青汁には食物繊維が含まれていません。

ダイエット効果を得るなら、ケール生葉をジューサーで青汁にして食前に飲みましょう。

粉末青汁や冷凍青汁を食前に飲んでも、期待するダイエット効果は得られません。

便秘解消に夜飲む

粉末青汁や冷凍青汁では、食物繊維による便秘解消効果は期待できません。

そもそも粉末青汁や冷凍青汁には、食物繊維がほとんど含まれていないからです。

オリゴ糖を配合した青汁もありますが、これまで便秘解消できる量のオリゴ糖を配合した青汁は見たことがありません。

青汁を便秘解消に役立てるなら、ケール生葉をジューサーで青汁にして飲みましょう。

また、厚生労働省が調査している国民健康・栄養調査によると、

参考 国民健康・栄養調査厚生労働省

60歳未満は男女ともに食物繊維がまったく足りていません。

豆ごはんや煮豆を食事に、甘味を求めるなら小豆(あずき)が入っているもの、酒の肴には枝豆など、もっと豆を使った食品を取り入れることもおすすめします。

青汁の飲み方

朝、昼、晩。

野菜不足のために青汁を飲むなら時間帯はいつでも構いません。

けれども、青汁を利用して栄養バランスを改善するために、おすすめしたい飲み方と飲む時間帯があります。

まず飲み方は、青汁の豆乳割り(または牛乳)です。

青汁を豆乳や牛乳に溶かして飲むことで、野菜では補いにくいビタミンB群も摂取することができるため、栄養バランスが向上します。

また、豆乳や牛乳に溶かすことでタンパク質が補えることもポイントです。

さきほどの国民健康・栄養調査によると、

女性の場合

たとえば20歳以上の女性の場合、平均60~70gのタンパク質を摂っています。

しかし、厚生労働省が定めた食事摂取基準を確認すると、

タンパク質
目標量(g/日)
活動量(運動量)
少ない 普通 多い
18~29歳 57~88g 65~100g 75~115g
30~49歳 57~88g 67~103g 76~118g
50~64歳 58~83g 68~98g 79~113g
65~74歳 58~78g 69~93g 79~105g
75歳以上~ 53~70g 62~83g

女性の多くは、タンパク質が不十分だと思われます。

男性の場合

20歳以上の男性の場合、平均70~80gのタンパク質を摂っています。

それに対して目標量は、

タンパク質
目標量(g/日)
活動量(運動量)
少ない 普通 多い
18~29歳 75~115g 86~133g 99~153g
30~49歳 75~115g 88~135g 99~153g
50~64歳 77~110g 91~130g 103~148g
65~74歳 77~103g 90~120g 103~138g
75歳以上~ 68~90g 79~105g

男性の多くも、タンパク質が不十分と思われます。

そこで、

粉末青汁の飲み方

粉末青汁を飲む際は、豆乳(または牛乳)に溶かして飲むことをおすすめします。

ただ、水にくらべて豆乳(または牛乳)は溶けにくいため、

  • 少量の水で溶かす
  • そこへ豆乳(または牛乳)を注ぐ

といった作り方だとダマにならずに青汁をつくることができます。

生葉青汁の飲み方

ケール生葉をミキサーで青汁にする場合、豆乳でも良いのですが、

  • ケール生葉 1枚
  •  絹豆腐  150~200g
  •   水   150~200ml
  •  黒砂糖  小さじ2~3杯
  •   氷   適量

絹豆腐でつくると、よりサッパリした仕上がりになって飲みやすくなります。なお、木綿豆腐でつくると豆腐感が強くなるため、絹豆腐がおすすめです。

1杯あたりの量が多くなるため、お好みでゴマやナッツをいれることで、さらに栄養を向上させてお召し上がりいただくこともできます。

※ナッツを入れる場合、前日から水につけると細かく粉砕できます。

青汁を飲むタイミング

タンパク質が不足すると、筋肉量が落ちて太りやすくなります。

また、お肌も血管もタンパク質でできているため、日常的にタンパク質が不足することで老化してしまう可能性も出てきます。

そのため、青汁は豆乳(または牛乳)に溶かしてタンパク質も補いましょう。

運動量が多い方
運動量が多い方は豆乳(または牛乳)で飲んでもタンパク質が足りない可能性があるため、プロテインに混ぜて飲むことをおすすめします。

また、飲むタイミングは「朝」をおすすめしています。

時間帯は「朝」

青汁の豆乳割り(または牛乳)を「朝」飲むことをおすすめする理由は、欠食です。

国民健康・栄養調査によると朝食の欠食率は、

朝食の欠食率 全体 一人暮らし
20~29歳 23.0% 31.6%
30~39歳 24.6% 21.4%
40~49歳 22.5% 42.9%
50~59歳 17.8% 19.2%
60~69歳 8.1% 11.0%
70歳以上 4.0% 4.0%

朝食を食べていない方が多く、おそらく朝食を食べる量も少ない方が多いと思われます。

朝食で栄養を摂れないと、昼ごはんや夜ごはんで栄養バランスを整えることになります。しかし、昼ごはんは問題ないのですが、夜ごはんが問題です。

朝や昼は体が活動的になるため摂取したカロリーは消費されやすいのですが、18時以降は代謝が急激に落ちて太りやすくなります。

必要な栄養は朝と昼に、夜は軽めにすることが大切です。

けれど忙しい朝は食べないか、軽めになりやすいため、青汁の豆乳割り(または牛乳)で栄養バランスを整えることをおすすめしています。

青汁と朝食

朝、青汁を飲むときは、豆料理も食べてはいかがでしょうか。

一人暮らしの方であれば、コンビニのお惣菜や枝豆などの冷凍食品でも構いません。

参考 豆料理(コンビニ)セブンイレブン

手作りされる方なら、豆料理を常備菜として作り置きしてはいかがでしょうか。

参考 豆料理(レタスクラブ)KADOKAWA

参考 豆料理(みんなのきょうの料理)NHK

青汁とともに豆料理を食べれば、ビタミンやミネラル、タンパク質だけでなく、食物繊維までしっかり補うことができます。

青汁を活かして、より健康になることを願っています。

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