普通の青汁とトクホ(特定保健用食品)青汁、どっちがいいの?

消費者庁が認可したトクホ(特定保健用食品)。

トクホの青汁は一般的に販売されている青汁とくらべて効果が高いのか、気になったので調べてみました。

トクホ(特定保健用食品)の青汁とは

トクホ青汁の種類

トクホ青汁には、

  • 糖の吸収をおだやかにする青汁
  • おなかの調子を整える青汁
  • コレステロールを低下させる青汁

の2種類が販売されています。

青汁の場合、糖の吸収をおだやかにする成分&おなかの調子を整える成分として「難消化性デキストリン」コレステロールの吸収をおさえる成分として「キトサン」が使われています。

糖の吸収をおだやかにするトクホ青汁

糖の吸収をおだやかにするトクホ青汁の代表例がこちらです。

大正製薬のトクホ青汁

食物繊維のひとつである「難消化性デキストリン」を配合して、糖の吸収をおだやかにするトクホ青汁の許可を受けています。

基本的な商品スペックを確認すると、

  • 青汁1袋あたり6.8g
  • 1袋6.8g中、5.1gが難消化性デキストリン
  • 食事ともに1日1袋飲むことで糖の吸収をおだやかに

注目すべきは青汁1袋あたりの食物繊維量です。

トクホの許可を受けるために1袋あたりの食物繊維量を増やした結果青汁としては実質1袋1.7gしかありません。

一般的な青汁は1袋3g前後が多いなか青汁としては1.7gしかないため、トクホ許可(食物繊維)の代償として青汁効果が半減しています。

おなかの調子を整えるトクホ青汁

おなかの調子を整えるトクホ青汁の代表例がこちらです。

アサヒ緑健のトクホ青汁


参考
トクホの青汁 ファイバー・インアサヒ緑健

こちらも食物繊維のひとつである「難消化性デキストリン」を配合して、おなかの調子を整えるトクホ青汁の許可を受けています。

基本的な商品スペックを確認すると、

  • 青汁1袋あたり4.3g
  • 1袋4.3g中、1.7gが難消化性デキストリン
  • 毎日3袋飲むことでおなかの調子を整える

注目すべきは1日摂取目安量です。

おなかの調子を整えるために毎日3袋飲む必要があるため、月々の出費が1万円を超えることに注意が必要です。

メモ

DHCからも「ケール青汁+食物繊維」というトクホ青汁(おなかの調子を整える)が販売されていますが、傾向はおなじで月々の出費が1万円近くなります。

コレステロールを低下させるトクホ青汁

コレステロールを低下させるトクホ青汁の代表例がこちらです。

小林製薬のトクホ青汁

「キトサン」というカニやエビなどの殻に含まれる食物繊維を配合して、コレステロールの吸収をおさえるトクホ青汁の許可を受けています。

基本的な商品スペックを確認すると、

  • 青汁1袋あたり3.0g
  • 1袋3.0g中、294㎎がキトサン
  • 毎日3袋飲むことでコレステロールを低下させる

注目すべきは1日摂取目安量です。

コレステロールを低下させるために毎日3袋飲む必要があるため、月々の出費が1万円近くなることに注意が必要です。

メモ

大正製薬やアサヒ緑健からもコレステロールを低下させるトクホ青汁が販売されていますが、傾向はおなじで月々の出費が1万円近くなります。

トクホ青汁まとめ

トクホ青汁の特徴

それぞれのトクホ青汁の特徴をまとめると、

  • 糖対策トクホ青汁は青汁効果が半減
  • おなか&コレステロール対策青汁は出費が大きすぎる

トクホ取得による機能性をもった代償として、上記のような特徴もあわせもっています。

それでも問題ない方はいいのですが、青汁としての効果は担保しつつ、月々の出費も抑えるにはどうすればいいか考えてみました。

トクホ青汁の代替策

月々の出費を抑えながら、青汁にトクホ効果をもたらす方法がこちらです。

1.青汁で糖の吸収をおさえるには

糖の吸収をおさえる青汁は青汁効果が半減しています。そのため、もし既に愛飲している青汁があれば「賢者の食卓」をプラスするのが効果的です。

主成分はトクホ青汁とおなじ「難消化性デキストリン」のため、好きな青汁にプラスするだけで青汁効果を保ちながら糖の吸収を抑えることができます。

2.青汁でおなかの調子を整えるには

おなかの調子を整えるトクホ青汁は、

  • 1袋あたり難消化性デキストリン1.7g
  • それを毎日3袋(計5.1g)飲む

ことになっています。

さきほどの「賢者の食卓」には1袋に難消化性デキストリンが5g含まれているため、好きな青汁に賢者の食卓を1袋プラスするだけで同様の効果を得られます。

3.青汁でコレステロールを低下させるには

コレステロールを低下させる青汁は、

  • 1袋あたりキトサン294㎎
  • それを毎日3袋(計882㎎)飲む

ことになっています。

キトサンで同様の効果を得るには、DHCのキトサンサプリがおすすめです。

1日目安量(3粒)にキトサン630㎎含まれているため、1日5粒飲むことでトクホ青汁を超える1050㎎のキトサンを摂取できます。

濃い青汁でさらに効果的に

トクホ青汁といっても、効果をもたらす成分は、

  • 難消化性デキストリン
  • キトサン

の2種類で、それぞれサプリメントとして安価に手にはいります。

そのため青汁でトクホ効果を期待するなら、効果の高い青汁と各成分を組み合わせることで月々の出費を抑えることができます。

もし愛飲している青汁がなければ、リピーターに支えられている「ちょらの青汁」もご検討いただけると嬉しいです。

さて、ちょらの青汁でも飲みに行ってくるかー!