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明日葉青汁の栄養成分「カルコン」の効果効能で病気が治る?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

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目次

1.明日葉概要

2.明日葉の栄養成分

3.明日葉の効果効能

1.明日葉概要

ケールや大麦若葉に次いで、青汁でよく使われる素材である明日葉。

その葉を摘んでも明日には新しい葉がでてくる、といわれる強い生命力が健康効果をもたらすとして青汁に使われるようになったのが明日葉です(実際は新しい葉がでるまで1週間かかるそうです)。

1-1.明日葉の歴史

日本固有のセリ科の植物である明日葉は、実は東京都が国内生産高No.1であることはあまり知られていません。東京都に属する伊豆諸島が日本一の明日葉生産地で、伊豆諸島ではスーパーや農協などで1年中販売されているようです。

伊豆諸島のように、明日葉は冬も暖かくて雨の多い気候を好む植物です。今では明日葉が育ちやすい気候風土のインドネシアでも栽培されていて、青汁でもよく使われています。

1-2.明日葉の特徴

明日葉にはセリ科特有のほろ苦い味と独特のクセが特徴の植物で、地元では天ぷらや鍋物、炒め物など、独特の風味を活かした調理法で食されています。同じセリ科の植物には、セロリ・パセリ・ミツバなどがあります。なんとなく味わいのイメージがつきますよね。

明日葉の天ぷらは絶品で、好きな方にはたまらない一品だと聞いたことがあります。また、明日葉の苦味は油で、渋味はタンパク質でやわらげることができるので、明日葉とタマゴの炒め物にしたり、春の七草の一つでもあるセリと同様に(明日葉の旬は冬)明日葉を軽くゆでたあと細かく刻み、おむすびとして混ぜ込んでも美味しくいただけるそうです。

また、明日葉には伊豆大島系と八丈島系の系統があって、茎の色で伊豆大島産の明日葉を「赤茎」、八丈島産の明日葉を「青茎」と呼んでいるそうです。食用に向くのは青茎の明日葉で、赤茎は食用には好まれず、家畜の餌などに用いられるとのことです。

2.明日葉の栄養成分

生命力が強いといわれる明日葉の栄養価を、ケールとトマトやピーマンなどの野菜とくらべた時のように野菜と比較した結果、ケールと同じように一般的な野菜と比べて栄養素が豊富に含まれていました。

そこで、明日葉とケールについてビタミン10種類(β-カロテン、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンE)、ミネラル5種類(亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム)、食物繊維を比較してみた結果が以下のとおりです。

※文部科学省による食品成分データベースより参照(それぞれ生100gあたりでの比較)。

2-1.ケールとの比較

明日葉が勝っている栄養素:β-カロテン、ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンE、亜鉛、銅、鉄、食物繊維

ケールが勝っている栄養素:葉酸、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム

※ビタミンB6は互角、ビオチンは明日葉のデータがなかったため比較せず。

2-2.明日葉の栄養成分【まとめ】

明日葉はビタミン10種類中6種類・ミネラル5種類中3種類・食物繊維においてケールよりも優位な栄養成分が多い結果となっています。結果だけみると、青汁で有名な大麦若葉やケールではなくて明日葉が主流になってもよさそうな気がします。

実は以前、ちょらの青汁を商品化する際に明日葉も検討候補として上がっていたのですが、添加物を使用せずに濃厚な青汁に仕上げていくと、どうしても独特の苦味やクセが強すぎて見送った経緯があります。料理のアクセントとして使われる大葉(シソ)で100%ジュースを作るようなイメージです。

※なお、野菜の栄養成分値は収穫された年や季節、また野菜の水分量などによって大きく変動するので、あくまでも参考情報にすぎないことをご理解ください。

3.明日葉の効果効能

書籍やウェブサイトで一般的にいわれている明日葉の効果効能を調査しました。参考情報としてご覧ください。

3-1.カルコン

明日葉青汁の効果として、よく目にするのは「カルコン」と呼ばれる成分によって得られる効果です。一例を上げると、明日葉カルコンによって以下の症状を改善すると期待されています。

  • 糖尿病
  • 肥満
  • 脂肪肝
  • 認知症
  • 神経障害
  • 骨粗しょう症
  • 抗酸化作用
  • むくみ

3-2.明日葉の効果効能【まとめ】

明日葉はハーブに近い植物のため、栄養価も豊富で独特のクセを楽しめる植物です。そのため本来は天ぷらや卵炒めなど、食材として活用することが明日葉を活かす最良の方法だと考えています。ミントや大葉(シソ)を100%使った青汁なんて誰も飲まないように、料理のアクセントとして食生活を華やかにしてくれる素材です。

明日葉という前向きな植物名を持ち、茎を切ると黄色い液体(カルコン)が出るなど見た目にも鮮やかだったりと、健康効果を消費者に抱かせやすい植物であることは理解しますが、だからといって治療効果を期待させるような宣伝手法は関心できません。なかには「ガン」が治るといったものまで見られます。

もし仮に上記で上げた症状が明日葉カルコンによって改善されるならば、なぜ社会から生活習慣病はなくならないのでしょうか?こうした症状改善効果を示唆するデータはカルコンでなくとも得られます。例えば身近な成分であるビタミンCなら、

  • 心疾患
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 糖尿病
  • 痴呆症
  • ガン
  • 風邪
  • 肌のシワ・ハリ・くすみ
  • 貧血
  • 免疫

など多岐にわたって報告されています。ビタミンCを飲むだけで病気は治らないように、明日葉カルコンも飲めば治るといった成分でないことを理解しておく必要があります。初めて「青汁 効果」で検索したら凄い効能ばかりで驚いた!にも書いたとおり、明日葉青汁に含まれる成分に医薬品のような治療効果を期待せず、あくまでも栄養豊富な食材として日々の健康管理に役立てていただければと考えています。

やっぱり、青汁を飲むならケール青汁(参考:ケール青汁の栄養・成分・効果効能で野菜不足を解消させる!)でしょう。

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1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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