「玄米・雑穀には毒(アブシジン酸)があって体に悪い」は本当!?

玄米や雑穀をはじめ、蕎麦などの穀物にも「アブシジン酸」という毒成分が含まれているから、食べると体に悪いという話を聞きました。

体に良いか悪いかの話の前に、そもそも「アブシジン酸」とはなんでしょう?

アブシジン酸は植物ホルモンの一種で、一般的に植物が体内の水分調整を行うために分泌されています。体内から水分が減少するとアブシジン酸が分泌されて水分を逃がさないように抱え込みます。

もっと具体的にいうと、葉っぱには気孔という呼吸するための穴がありますが、日照りが続いて水分が不足しているのに気孔を開けていると枯れてしまうため、植物は気孔を閉じて水分が逃げないようにしています。

そのときに利用されるのが植物ホルモンである「アブシジン酸」です。

つまり玄米や雑穀にかぎらず、トマトやキャベツ、スイカなど、植物である野菜・果物にとっても生きていくために必要な成分で、どんな野菜・果物にも含まれています。

アブシジン酸は有害だから食べてはいけないのであれば、いますぐ穀物はもちろん、野菜や果物を食べるのも止めましょう。

玄米や雑穀だけをやり玉にあげて「アブシジン酸があぶない!」というのであれば、「野菜や果物にもアブシジン酸が含まれているから、食べていいのは肉と魚だけだ!」と主張しましょう。

そうした偏った食生活で短命に終えるのも、その人の自由です。

わたしは玄米や雑穀はもちろん、野菜や果物も美味しくたっぷりいただいて、楽しく健康に生きていきます。