脱炭素に向けて努力しても、変わらない未来予測を受け入れる。

我慢すれば気候変動は防げるかも。

そんな、かすかな期待が吹き飛ぶことを知った。

環境省から発表されている、ほぼ100%確実にくる地球温暖化した日本の姿。ショッキングだったことの一つは、風速70~90m/sの台風が上陸することだった。

たとえば道路標識は、風速50m/sで耐えられるように設計されている。

それをはるかに超える台風が上陸するのが当たり前の世界、道路標識がふき飛ぶどころか、家だって潰していく。高層マンションなんて揺れが収まらず大変ではないだろうか。

そうした不安を覚えるなか、最近になって吹いてきた世界的な脱炭素の風。

間違いなく重税になるし、今のような消費社会は悪と見なされる空気に満たされて、暮らしていく中で息苦しさを感じることもあるだろう。

だけど、すべては気候変動を抑えるため。

しかし、そんな希望は儚く砕けた。

国際エネルギー機関が発表した予測シナリオによると、これから始まる厳しい気候変動対策を先進国や中国が実現できたとしても、新興国・開発途上国の成長にともなうCO2排出量が激増するため、世界全体でみればCO2濃度はかならず上昇するという。

脱炭素に向けて頑張っても、どのみち巨大台風は上陸する。

かなり厳しい現実だけど、もう覚悟していくしかない。

むしろ気候変動によって予測される自然災害を学び、対策を考えて、ときには住む場所を変える覚悟も必要なのだと思う。

逃げ道はないと、改めて突きつけられた。