これからの味改良に期待しかない、植物で作られた焼き鳥。

このあいだ、植物肉の焼き鳥を食べた。

タレ味の鶏皮に近い味わいで、家で食べる分には構わないけれど、焼き鳥屋で売れるかといえば、まだまだ遠い味だったのを覚えている。

だったら本物の焼き鳥を食べればいいのだけど、たまにしか食べない理由がある。

動物肉に頼った食生活をしていると、近い未来、食が貧しくなるからだ。

世界的な脱炭素の流れから、家畜が出すメタンガスや、家畜のエサを栽培・輸出入のCO2排出。家畜のエサを作るための森林破壊。たとえばアマゾンでは、こうしている間にも1日あたり東京ドーム約650個分の森林が破壊されているらしい。

そうした背景をみていると、動物肉の生産量はそのうちブレーキがかかると思う。けれど人口は増え続け、世界の所得水準も高くなり、食肉需要はますます増していく。

正直、食肉コストが高騰する未来しか思い描けない。

ただでさえ脱炭素を実現するには重税が必要なのに、食肉コストまであがれば自由につかえるお金はますます減っていく。

「だったら、昔のように魚食に戻ればいいじゃない!」

とも思ったけれど、水産庁の統計データを見ていると、漁獲量は激減していて日本近海の魚は高くなるばかり。先日も、近海の鯖(サバ)が1匹498円もして驚いた。

最近、昔の日本人がしていたような地産地消が、気候変動の特効薬じゃないかと思うことがある。

ただ、ここまで大量生産・大量消費が当たり前の世界になってしまうと、食が貧しくなることを実感できるまで自然資源を破壊し尽くさない限り、変われないような気もする。

心配しすぎかもしれないけれど。

やはり動物肉や魚食にかかるコストが高くなった世界しか見えなくて。豆腐や豆、代替肉などを活用したベジタリアン食のおいしいレシピを楽しむようになった。

代替肉の進化には期待しかないが、現時点では、まだまだ豆腐料理のほうが好き。

どんな代替肉が登場するのか、これからも情報収集を続けよう。