「広告代理店のみなさまへ」

夏の暑苦しさも、めぐりゆく「朝」を思えば落ち着ける。

娘と近所の子らをつれて、
朝もやの中、公民館へかけてゆく。
少年がひとり便意をもよおして、
妻をよんで自宅へおくる。

ラジオの故障にきがついて、
結局、車からならすことに。
体操後、もどってきた少年は、
すっきりとした表情へ。

走り、憂い、焦り、笑う。

僕らの騒々しい音をききつけて、
もやの向こうではじまった朝は、
いつしか僕らをかこんでいた。

朝はいま、ロンドンにいる。

アメリカを横断して、
太平洋をわたり、
また明日、朝がきてくれる。

灼熱の日差しも、
朝のエネルギーだと思えば、
あきらめもつく。

朝が待ち遠しい、天草の夏。