雨と青汁と、むすめのことば。

今日こそは仕事だけに専念しよう。

雨の降る外をながめながら青汁を飲み、いくら自分にいい聞かせても途中で集中がきれてしまう。

サラリーマン時代にくらべると、ほとんど仕事ができていない。生活ができる程度には収入をえることはできたが、そこから伸びないのは仕事の効率があがらないからだ。

家族とむきあうために、仕事と家庭を両立することも独立した理由のひとつだったはず。しかし最近、仕事と家庭の両立はムリだと気がつきはじめた。

いまも、そうだ。

仕事をしていると、

そうだ、今晩はPTA会議か

晩御飯は妻にお願いしよう

雨のなか、子ども大丈夫かな

ふと油断したすきに、家族を案じる自分が体に入ってくる。

仕事はきらいじゃないし、むしろ好きだ。

しかし最近ようやく自覚してきたが、仕事以上に家族との時間がとてつもなく好きなのだ。

売上や利益をのばす方法を考えるのも楽しいが、子どもたちが内発的に行動できる方法、中学生や高校生から自立して、できれば家を飛び出して挑戦したくなるほど好奇心に満たしてあげるにはどうすればいいのか。

考えはじめるときりがなく、時間を忘れてしまう。

そんなことを考える時間があれば、好きなことをしよう。そう思うときもあるが、残念ながら自分がしたいことは放浪の人生で、家族を置いていく必要がある。

保育園や小学校に子どもを通わせず、一緒に放浪しながら生きていく勇気はない。

子育ての負担をすべて妻におしつけて、わがままに仕事に没頭したほうが稼ぎもよくなり、結果的に家族のしあわせにつながるかもしれない。

そんな誘惑にかられることもあるが、家族の寝顔をみていると決断できない。

生きている限り稼ぐことはできるが、この時は今しか体験できないのだから。

こんなにも家族のしあわせを考えているのに、娘の描いた絵にパパはいなかった。

「お か あ さ ん い つ も あ り が と う」

そう読み上げたあと、「あっ、ぱぱ書くの忘れてた。」という言葉がいまでも耳から離れない。

これでも頑張ってるつもりなのにな。

いつまで雨は降り続くのだろう。