Read Article

長命草青汁の効果効能は「万能薬」的な栄養成分にあった!?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

botanbouhu_2

目次

1.長命草概要

2.長命草の栄養成分

3.長命草の効果効能

1.長命草概要

最近ではケール、大麦若葉、明日葉に続いて有名になりつつある青汁素材の長命草。

ボタンボウフウという植物和名を持つ植物で、ボウフウといえば漢方でよく使われる防風(ボウフウ)をイメージしますが、植物学的にも薬用としても防風(ボウフウ)とは関係ありません。

1-1.長命草の歴史

沖縄では長命草のことを「サクナ」と呼んで、徳之島(奄美諸島)では「まあざく」と呼んでいるようです。特許庁の商標データベースで調べたところ、「長命草」という名称は与那国町商工会が商標を取得しているようなので、気軽に商品や広告に使用すると権利侵害になるのかなと心配になります。

実際、業界紙で「与那国島商工会が商標登録している「長命草」は、日本ランチェスター工業(株)と金秀バイオが共有しており、2社のいずれかを通じ、与那国町で栽培されたボタンボウフウを原材料に製品化されたもののみ、製品名「長命草」の表示が可能となる。」という記事がありました。また、原料メーカーの情報を確認すると、与那国島産のボタンボウフウは「長命草」と呼ばれ、喜界島(鹿児島)産のボタンボウフウは「潤命草」として登録されていました。

1-2.長命草の特徴

ボタンボウフウ自体は鹿児島県や沖縄県の海岸沿いに自生しているセリ科の植物です。

苦味や渋味、独特の香りがある明日葉(参照:明日葉青汁の効果効能・栄養成分)と同じくセリ科の植物で、長命草もハーブのようなクセがあります。沖縄では独特のクセを活かし、細かく刻んで刺身のツマなどとして食べることが多いと聞きます。

2.長命草の栄養成分

長命草にはビタミンやミネラルが豊富といった広告表現を目にしますが、それらは販売者によって分析されたもので、信用に値する客観的なデータは見つかりませんでした。実際に文部科学省が管理している食材の栄養成分データを確認しても、長命草の栄養成分は調査されていません。

ただ、長命草は明日葉と同じセリ科の野菜であることを考えると、栄養素も豊富な食材のひとつと考えられます。また、香りやクセが独特なハーブに近い植物のため、ミントや大葉(シソ)100%ジュースはクセが強すぎて飲まないように、天ぷらや料理のアクセントとしての活用が一般的です。長命草を使用した青汁やサプリメントが添加物や甘味料で調整されているのは、長命草独特のクセによるものかもしれません。

3.長命草の効果効能

長命草の効果効能に関する客観的な情報が乏しいので、主に販売社が主張する情報を集めてみました。

それによると、長命草には蕎麦に多く含まれるルチンやコーヒーに多いクロロゲン酸のほか、イソサミジン、ビスナジンといった成分が含まれていて、特にイソサミジンには高い血管拡張作用が、ビスナジンには血行を促進して代謝を上げる効果があるといわれています。ほかにも、高血圧、リュウマチ、神経痛、喘息、百日咳、風邪、熱などに効くほか、美肌効果まであるなど多岐にわたっています。

長命草という名称によって「長く生きられる」という健康イメージがあるのは分かりますが、ありもしない医薬品的効能を宣伝するのを見るにつけて、健康に悩みをもつ消費者が不安心理をいたずらに刺激されている情景が目に浮かび心が痛みます。

中にはガンや動脈硬化、インフルエンザにも効くと紹介しているものもあります。

初めて「青汁 効果」で検索したら凄い効能ばかりで驚いた!にも書きましたが、長命草や青汁の効果・効能とは栄養バランスを整えることであって病気を治すことではありません。病気を予防して健康的な生活を送るのであれば、青汁をはじめとした食品で栄養を補うと同時に、生活習慣を改善する以外にありません。

やっぱり、青汁を飲むならケール青汁(参考:ケール青汁の栄養・成分・効果効能で野菜不足を解消させる!)でしょう。

この日記を書いた人

Hiro Takayama
Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
Return Top