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いつから都市は「質の高い動物」が巣食う街になったのだろう。

都市へ人口が集中し、地方は人口減少が止まらない。

そうした社会状況について、博識な方だと感心していたある方の発言に戸惑った。その方が言うには、「質の高い人間」になりたいから都市に人が集まるのだという。

一方、NHKでたまたま視聴した絵本作家のおばあちゃんは、野山で種を飛ばす雑草を見ながら「同志」だと笑顔で語っていた。雑草が自ら種をまく姿と「ご自身の出産」を重ねあわせているのだと分かった。

同種の人間同士内で優劣をつけることと、もはや動物ですらない植物を同じ生物として扱うことと、どちらが高尚な人間なのでしょうか。

自然には多様な生物が命を営んでいる。

その美しい世界を「ただの田舎で何もない」と表現する人間は、ただ単に教養が欠落しているだけでしょう。

都市に人が集まる理由は、それだけ都市が「教養の必要がない簡単なコンテンツ」にあふれた場所だという側面もあるでしょう。

質の高い人工的な都市ならば、質の低い自然の脅威(地震や津波など)くらいコントロールすればいいのに。

質の高い都市住民ならば、質の低いテロリストくらいコントロールすればいいのに。

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そうした優劣思考が世界を不安定にして、自らをも害してはいないか。

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