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土の香りに懐かしさを感じた時、自分は田舎者だと知った気がする。

18歳で上京して20代後半まで東京で暮らしていた。

上京したときは、どこの駅で降りてもビルばかり繁華街ばかりな東京に驚いたっけ。

年を重ねるとともに稼ぐようになると、より良いものを消費することで自分が認められた気分になって楽しかった。もっと承認欲求を満たすために、もっとたくさん消費できるように、早朝から夜中まで働いた。

モノやサービスにあふれた都会が好きでしょうがなかった。

だけど横浜へ引っ越したときは、家路にあった何でもない野原から土の匂いを感じたことに驚いたっけ。

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土にも匂いがあることを知ったし、なんとも懐かしい気持ちが心地よかった。そんなこと思い出していたら、「あぁ、自分は田舎者なんだな」と気がついた。

野花や樹木、野鳥や昆虫など。これまで自然は「綺麗だな、清々しいな。」程度の息抜きとしてしか消費してこなかったけど、そこに息づく生態系を知れば知るほど、ただの自然から色や匂いが湧き出てきて、新しい世界が見えてくる。

生態系を知ることは、一生楽しめるエンターテイメント。

時間をかけて楽しめる田舎のコンテンツと、すぐに消費できるラクな都会のコンテンツ。どれだけお金があっても都会のコンテンツだけだと胸焼けするし、どれだけ時間があっても田舎のコンテンツだけだと疲れるし。

両方を楽しめる人間になりたいな。

どう転んでも娯楽はそこら中に落ちてるし、どうにかなるさ人生は。あり金はたいて、気の向くままに生きていこう。

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