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「アジの南蛮漬け」っていうけど「南蛮」の意味をわかってる?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

20151221

そもそも「南蛮(なんばん)」ってなんだ?

おばんざいを作りおきしておこうと思って、鯵(アジ)を二度揚げして、塩もみ野菜と一緒に南蛮酢に漬け込んでいたんだけど、そもそもなぜ「南蛮漬け」というんだろう。

今日はゴマ油と酢などの調味料と混ぜて漬けているけど、これって要は「マリネ」でしょう。鯵(アジ)のマリネじゃなくて、わざわざ「南蛮漬け」と呼ぶようになった理由ってなんだろう。などなど、不思議に思ったので調べてみよう。

そもそも「南蛮」とは。

南蛮の「蛮(ばん)」は野蛮の蛮と同じ字からもなんとなく意味が分かるけど、むかし中国を治めていた朝廷が、自分たちの国「中国」よりも南で生活している異民族のことを「南蛮」と読んだことがはじまりなんだそう。南に住んでいる野蛮な民族、という意味なんだろうな。

その意味合いはそのまま日本に伝わって、日本では鹿児島県の島国(甑島(こしきじま)、種子島、屋久島、トカラ列島、奄美大島など)、沖縄県などで生活している民族に対して「南蛮人」と読んでいたそう。

その後、ポルトガルやスペインなどが植民地化した東南アジアを経由して日本と貿易するようになってからは、東南アジアから来たヨーロッパ人のことを「南蛮人」と呼び、彼らとの貿易を南蛮貿易と呼ぶようになったようです。

じゃあ「南蛮漬け」って、なんなの?

ということは「南蛮漬け」は南蛮貿易をとおして伝わったヨーロッパの保存食「マリネ」のことなのかな、と思っていたら微妙に違うみたいね。

ひょっとしたら当時はそういう意味あいで使っていたのかもしれないけど、少なくとも現代では南蛮貿易で日本に入ってきた「ネギ」や「唐辛子」をつかった料理に「南蛮」と使うことが多いみたい。実際に、唐辛子の別名は「南蛮辛子」というんだって。初めて知った。

つまり、刻んだネギや唐辛子と一緒にマリネする料理のことを「南蛮漬け」と呼ぶんでしょうね。とういうことは、チキン南蛮はネギや唐辛子を入れたマリネ液と絡めた料理(漬け込まずに)ってことなんでしょうね。

たとえば「鴨南蛮」は、「ネギ」が入っているから南蛮なんだね。お好みで唐辛子もかけるし。さらに「カレー南蛮うどん」は、カレー粉に唐辛子はすでに使われているので、ネギを使えば「カレー南蛮」、ネギを使ってなければただの「カレーうどん」ということか。マリネをはじめとした貿易をつうじて日本に伝わった外来料理の中でも、「ネギ」と「唐辛子」を使った料理全般のことを「南蛮料理」って呼ぶってことだね。

ということは、さっき仕込んだ「鯵(アジ)の南蛮漬け」のマリネ液には唐辛子も使ってないし(子どもが食べられなくなるから)ネギではなく玉ねぎを使っているので、正確には鯵(アジ)の南蛮漬けではなく、「鯵(アジ)のマリネ」と呼ぶか、揚げた魚をマリネしているから「鯵(アジ)のエスカベッシュ」と呼ぶべきなんだろうな。

ということで、今度のおばんざいは「鯵(アジ)のエスカベッシュ」。

なんか、いいんじゃない♬

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Hiro Takayama
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1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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