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沖縄に住むとアトピーやリウマチなどアレルギー性疾患が改善?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

150513

夏や冬などの季節によって免疫力は増減する。

てっきりそれは、冬に活発化したインフルエンザなどのウイルスが体内に入り、防御反応として免疫力が高まるからだと思ってた。でも、どうやら遺伝子が季節を感知して免疫力をコントロールしている可能性があるらしい。

出典:Widespread seasonal gene expression reveals annual differences in human immunity and physiology

ヒト遺伝子の発現が季節とともに変化することが明らかになった。この季節変化は、北半球と南半球で逆のパターンになっており、ヒトの健康に影響すると考えられ、特定の感染症と慢性疾患に季節的なパターンが見られる理由を説明する上で役立つ可能性がある。

ヨーロッパの冬には炎症促進性のパターンが見られ、心血管疾患と自己免疫疾患に関連するタンパク質の血中濃度が上昇した。また、西アフリカの住民の場合には、雨季が始まり、マラリアやその他の感染症の有病率が最も高い6~10月に、季節に応じて変動するタイプの細胞の量が最大に達した。

北半球のイギリス・アメリカ人と南半球のオーストラリア人では、季節による遺伝子発現(免疫)が反転したらしい(夏と冬が反対のため)。

風邪を引きにくいように遺伝子が冬に合わせて免疫力を活性化させているのかもしれない!と思うと同時に、でもそれって負の側面もあるんじゃないと思ったりして。アトピーやリウマチなどの自己免疫疾患は、冬になると症状が悪化することもあるんじゃないの?

冬になると免疫疾患が悪化する?

調べてみると寒い季節になるとアトピー性皮膚炎が悪化するという方は多いみたいです。

出典:アトピー性皮膚炎の冬のスキンケアの注意点はどんなことですか?

アトピー性皮膚炎の症状は季節によって変動します。夏にひどくなるお子様もいますが、冬に悪化する子のほうが多くみられます。これは冬になると湿度が低下して空気が乾燥するため、もともと乾燥しやすいアトピー性皮膚炎の冬の肌はさらに乾燥しカサカサになります。皮膚が乾燥するとかゆみを強く感じるようになり、すこしの刺激でもかゆくなってきます。これを掻くことにより皮膚の症状は悪化してしまいます。

冬にアトピー性皮膚炎が悪化する原因は「乾燥」が一般的ですが、ひょっとすると免疫系の遺伝子発現が活性化していることも要因にあるのかも。ということは、同じく免疫疾患であるリウマチ患者も冬になると症状が悪化するのかな?

出典:色々な慢性疾患の治療

養生としては、身体を冷やさないことが大切である。気温が下がると関節リウマチの患者さんは体調が悪化する。クーラーのない昔は、関節リウマチの患者さんは寒い冬に悪化し、夏には楽になることが多かった。

しかし、最近では、クーラーの為に、夏に悪化することが多くなった。電車、バス、会社の中など、どこに行っても冷房が効いているためである。また、ストレスをためないことが重要である。規則正しい生活をして、食事は、腹7分目を守り、肥満にならないようにする。肥満は関節に悪影響を与える。

どうもリウマチも冬になると痛みが強くなる方が多いようです。これも遺伝子の仕業なのでしょうか。

日中時間と気温差が遺伝子発現に影響する?

夏と冬で遺伝子発現に差が出るということは、何かしら季節要因を感知しているはず。夏と冬で変わる気候条件ということは、

  • 日中時間(太陽が出ている時間)の差
  • 1年を通じた温度変化の差

を遺伝子が感知して発現を制御していたりして。とうことで調べてみました。まずは日中時間の差。

出典:各地の日中時間と日照時間の月間推移を比較してみました

データは気象庁のホームページから沖縄(那覇)、長野(松本)、北海道(根室)を採用しています。場所の選定には特に理由はありません。北、南、真ん中から適当に選びました。

これを見てわかるように、日中時間の推移は平行線ではないんですね夏場日中時間が最も長いのが、北海道なんです!反対に沖縄は最も短い。長野はその中間くらい。これは意外な結果だと思いませんか?

これを見ると、日中時間の差が最も少ないのが「沖縄県」です。また1年を通じた温度変化の差を調べてみると、

出典:夏涼しく冬温暖な地、日本にありますか?

気象庁、気象統計情報、過去の気象データで検索してみました。数値は寒暖差です(少ないほど良い)レスにあるいくつかの土地(気象観測地点)を計算してみました。

1位 沖縄 那覇  11.9 (最高28.9℃-最低17℃)

1年を通じた寒暖差が最も少ないのも「沖縄県」でした。

ひょっとして沖縄は免疫疾患が少ないかも

沖縄県は夏と冬の気候差が緩やかなら、免疫系の遺伝子発現も季節差はあまりなかったりして。それなら沖縄ではアトピー性皮膚炎やリウマチなどの自己免疫疾患の有病率が少なかったりするのかもしれない。

と思って調べてみると、リウマチは分からなかったけど、アトピー性皮膚炎については小学生~高校生までを対象に調査したデータがありました。

出典:アレルギー疾患に関する調査研究報告書(※PDFファイル)

児童生徒のアトピー性皮膚炎の有病者数は 699,086 人で、有病率は 5.5%であった。

男女別にみると、男子 5.6%、女子 5.4%であった。 都道府県別にみると、小学生から高校生までを通じて沖縄県が最も低く、小学生 3.0%、中学生 2.0%、高校生 1.9%であった。

沖縄県はアトピー性皮膚炎の子ども達が全国で一番少ないらしいです。ひょっとして、遺伝子の影響があるのかもしれない。

自己免疫疾患の方は、

  • より南に位置する地域で夏と冬の寒暖差が少ないエリア

で生活すると症状がだいぶ楽になるのかも。有病者にとっては深刻な悩みなので、少しでも症状が楽になって欲しいと願うばかりです。

それにしても遺伝子って凄いですね。トクホ(特定保健用食品)やら機能性表示食品、保健機能食品などなどありますが、遺伝子を前にして本当に効果あるんだろうか。

結局、健康を願うなら「運動や睡眠」と栄養バランスを意識した「食生活の改善」しかないんじゃなかろうか。

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Hiro Takayama
Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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