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コラーゲン入り青汁の効果で肌は若返るって本当なの?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

150305

目次

1.コラーゲン効果はある?ない?

2.コラーゲン効果【まとめ】

1.コラーゲン効果はある?ない?

コラーゲンが肌に与える影響、あなたは信じますか?

コラーゲン入りの青汁なら野菜の栄養も補いながら肌が若返るって聞いて、そんな話を本当に信じよいのか分からず、コラーゲンに果たして効果があるのか調べてみました。まずは「コラーゲンに効果なし派」と「コラーゲンに効果あり派」の意見を確認してみました。

1-1.コラーゲンに効果なし派

厚生労働省によるとコラーゲンに効果はないとのこと(参考サイト:健康食品の安全性・有効性情報)。内容をまとめると、

  • コラーゲンは分子量が大きいため吸収されない。
  • そのため消化の過程でアミノ酸に分解される(ほかのタンパク質と同じ)。
  • 低分子コラーゲンなら効率よくアミノ酸に分解・吸収される。
  • だからといって吸収されて肌のコラーゲン材料になるわけではない。
  • そもそもコラーゲンは決して良質なタンパク質ではない。
  • コラーゲンの過剰摂取によるタンパク質バランスの偏りの方が心配。

ということらしい。つまり、コラーゲンはタンパク質なのでアミノ酸を補う以上の効果はなく、しかもタンパク質としては良質でないため、コラーゲンの摂り過ぎによる悪影響の方が心配ということ。

実際にコラーゲンに含まれるアミノ酸比率を見てみると(オレンジ色は必須アミノ酸)、

アミノ酸 コラーゲン(豚皮)
グリシン 33.0%
アラニン 11.2%
セリン 3.5%
アスパラギン酸 4.5%
グルタミン酸 7.2%
シスチン 0%
オキシリジン 0.6%
ヒスチジン 0.4%
チロシン 0.3%
プロリン 13.1%
ヒドロキシプロリン 9.1%
バリン 2.6%
ロイシン 2.4%
イソロイシン 1.0%
スレオニン 1.8%
メチオニン 0.4%
リジン 2.7%
アルギニン 4.9%
フェニルアラニン 1.3%
トリプトファン 0%


※参考:新田ゼラチン「アミノ酸組成」

という成分比率になっています。

必須アミノ酸(体内で合成できないアミノ酸)をすべて合計しても17.9%しか含まれていません。特にグリシン、アラニン、プロリンだけで6割近くを占めているため、確かに良質でないタンパク質だと厚生労働省が指摘するのも理解できます。

それに対して、コラーゲンに効果はあると主張する話を確認してみました。

1-2.コラーゲンに効果あり派

コラーゲンに効果があると主張する方の情報を見ていると、

  • 低分子化したコラーゲンペプチドは血中に吸収される(論文はこちら
  • コラーゲンペプチドが線維芽細胞を増殖しヒアルロン酸を合成(論文はこちら
  • ※線維芽細胞・・・コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出す細胞のこと。

という実験結果が根拠にあるようです。つまり、コラーゲンをペプチドまで低分子化すれば、血中に吸収されて肌に潤いを与えてくれるということ。でも調べてみると、2つ目の話(コラーゲンペプチドで線維芽細胞の増殖、ヒアルロン酸の合成)は試験官レベルの話なんだそうです。

つまり、培養した線維芽細胞にペプチドをかけたら細胞が増えてヒアルロン酸を合成したという話。

そのレベルの話なら別にコラーゲンペプチドでなくとも結果は出るし、青汁で糖尿病が治るといった話と同レベル。結局、

  • コラーゲンペプチドは血中に吸収される。

ということが、現段階で分かっている人体への影響ということ。それが人体に良い影響を与えるのか、悪い影響を与えるのかは分からないということですね。

2.コラーゲン効果【まとめ】

まとめると、

  • 食材(豚足・ゼリー[ゼラチン]・スジ肉・軟骨・フカヒレなど)としてコラーゲンをとっても肌への影響はなく、むしろ食べ過ぎるとアミノ酸バランスが崩れて健康を害する可能性もある。
  • サプリメントで低分子化したコラーゲンペプチドを飲んでも、血中に吸収はされるが、肌(体)への影響は分からない。

ということですね。調べてみた結果、積極的にコラーゲン豊富な料理を食べるのは避けた方がいいし、低分子化されたコラーゲンペプチドのサプリにいたっては、血中に流れて体にどんな影響を及ぼすか分からないって怖くないですか?

初めて「青汁 効果」で検索したら凄い効能ばかりで驚いた!でも書きましたが、コラーゲンをはじめとした食品成分に肌荒れ改善などの薬効を期待すること自体どうかと思います。コラーゲンだから食べるのではなくて美味しい食材や料理だから食べる、の方がストレスも解消されて美容にも良いように思います。

ちょっとコラーゲンのイメージが変わりました・・・。

この日記を書いた人

Hiro Takayama
Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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