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大麦若葉青汁の栄養成分「酵素」が効果効能の鍵って本当!?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

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目次

1.大麦若葉概要

2.大麦若葉の栄養成分

3.大麦若葉の効果効能

1.大麦若葉概要

比較的に安価な青汁で使われることの多い大麦若葉。青汁として利用され始めると、その栽培のしやすさから瞬く間に広がり、ケール青汁と肩を並べるほど有名になりました。

麦として利用価値はあるものの、葉は固い食物繊維に覆われているため消化しにくく、青汁として利用される以前は家畜のエサ(牧草)としての利用が一般的だったようです。

1-1.大麦若葉の歴史

現在栽培されている大麦品種は、イラク周辺に自生している二条大麦に似た野生種から改良されたもので、一万年前にはシリアからユーフラテス川にかけての肥沃な大地で栽培が行われていたそうです。一万年前といえば日本は縄文時代。そんな時代から栽培が始まっていたとは驚きですね。

麦(葉ではなく)は古代エジプトで主食のパンを焼くために使われたほか、ヨーロッパを中心に世界各地で重要な穀物でしたが、グルテンがないため小麦に比べて使い方が限定されやすく、次第に主食では利用されないようになって醸造や飼料用が中心となっていきました。

日本には3世紀頃に伝わり、奈良時代になって広く栽培されるようになったようです。

1-2.大麦若葉の特徴

昔から世界各地で栽培されている大麦は、日本でも栃木県や佐賀県を中心に栽培されていますが、生産量は年々減少し、現在では200万トン以上を海外からの輸入に頼っています。日本の大麦生産量は約17万トンで、世界1位の生産国はロシアで約1,700万トン。その差は100倍にもなります。海外産の大麦若葉を使った青汁が多いのもうなずけますね。

2.大麦若葉の栄養成分

ビタミンB群やビタミンE、β-カロテンなどのビタミン類、カルシウムや鉄分、マグネシウムなどのミネラル、また食物繊維が豊富なほか、体内で大切な働きをする酵素が含まれるといわれています。

大麦若葉青汁の広告宣伝でよく目にするのが、カロチンはトマトの5倍、ビタミンEはピーマンの3倍、カルシウムは牛乳の3倍も含まれている、といったものです。けれど、それらは全て販売者によって分析されたもので、残念ながら信用に値する客観的なデータは存在していませんでした。文部科学省が管理している食材の栄養成分データを確認しても、大麦若葉の栄養成分は調査されていません。

ただ少なくとも、大麦若葉は食物繊維が豊富であるという点は確かだろうと思います。さわってみると分かりますが、あれだけ細い葉を空に向かって立たせることが出来るのは、大麦若葉のほとんどが固い食物繊維である証拠です。

そのため大麦若葉を食べても消化吸収が悪く、食用としては利用されずに昔から牛などの草食動物(家畜)のエサとしての利用が基本になったようです(現在では、ウサギなどのペットのエサとしても販売されています)。

3.大麦若葉の効果効能

書籍やウェブサイトで一般的にいわれている大麦若葉の効果効能を調査しましたので、参考情報としてご覧ください。

3-1.酵素

大麦若葉青汁には酵素が含まれているため、高血圧や糖尿病、高脂血症をはじめとした生活習慣病、リウマチ、動脈硬化などの症状が改善するといわれています。

3-2.大麦若葉の効果効能【まとめ】

大麦若葉は青汁以外で食用としての利用がほとんどないため、栄養価や成分に関する客観的な情報が少ないように思います。その影響か、ありもしない酵素の力で病気や肌荒れが治るなどの広告宣伝や噂が広がっているようです。

この青汁は酵素が生きてるから効果が高い、にだまされないで!でも説明したとおり、酵素とはつまりタンパク質のことであり、消化吸収の過程でアミノ酸に分解されるため酵素を飲んで体内酵素として働くなどはありえません。アミノ酸に分解された後は吸収されますが、それが筋肉、内臓、皮膚、髪、骨、歯、腱や髄、あるいは体内酵素になるかは遺伝子次第です。同じくタンパク質であるコラーゲンが、飲めば肌のコラーゲンになるといった話と同じ非科学的な話です。

おそらくタマネギやパイナップルの酵素で肉を柔らかくしたり、果物や野菜が酵素の影響で変色していくなど、目で見える分かりやすい現象の影響で飲んでも体内で作用するものと誤解しているのだと思われます。こうした科学的事実を知りながら酵素で病気や肌荒れが治ると主張し、いたずらに消費者の健康不安を刺激する行為を見るにつけ心が痛みます。

青汁の効果・効能を正しく理解するためにも、初めて「青汁 効果」で検索したら凄い効能ばかりで驚いた!も併せてご確認いただき、楽しい青汁生活をお送りいただけると嬉しいです。やっぱり、青汁を飲むならケール青汁(参考:ケール青汁の栄養・成分・効果効能で野菜不足を解消させる!)だと思います。

この日記を書いた人

Hiro Takayama
Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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