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「距離感」×「料理のクオリティ」=「美味しさ」

週末に子どもたちと醤油ラーメンを作りました。

本当は別の料理をつくる予定だったけど、家族で見ていた堺雅人さん主演の映画「南極料理人」で登場する醤油ラーメンを見ていると我慢できなくなってしまった。

それは何でもない、いたって普通のラーメン。

重曹と塩を使えばラーメンでは欠かせないカンスイの代わりとして使えることを知って、堺雅人さんが手ごねして、延ばして、麺切りして。即席スープと合わせたごくごく普通のラーメン。はじめて重曹と塩でつくる麺作りが本当に成功するのか、見ているこっちもドキドキした。

本当に素朴なラーメンだけど、あれほど美味しそうなラーメンは見たことなかった。

どうしても食べたくなって、昔買った手動パスタマシンがあることを思い出して、子どもたちと麺打ちしました。材料をこねたらビニール袋に入れて、子どもたちに何度も何度も踏んでもらい、寝かし終わったらパスタマシンで生地を延ばしてカッティングしてもらった。

本当にうまくいくのか、その場にいたみんながドキドキしていた。

即席で醤油かえしを作って、市販の顆粒ダシを駆使してスープをこしらえて醤油かえしと合わせる。みんなで打った麺をゆでて加えると、なんともいえない素朴な香りが部屋中に満たされた。

みんな、思わず顔がゆるんだ。

いただきますの後にしばらくの沈黙があって、「美味しい!」という言葉が思わず口からこぼれ落ちた。いたって普通の醤油ラーメンだけど、これまで食べてきたどんなラーメンよりも間違いなく美味しかった。

やっぱり、料理の美味しさって距離感も大切なことを再確認した。

知らない人や雑誌で知ってる程度の人が作った料理よりも、自分と距離感がとても近い愛する人たちが作った料理の方が、たとえ料理のクオリティが低くても美味しいと感じる時がある。

「距離感」×「料理のクオリティ」=「美味しさ」

だから余程の料理を食べないかぎり、自宅でつくったイエメシの方が美味しいと感じるんだろうな。それがまた、家の暖かさを感じる一つの要素かもしれない。

やっぱり料理って面白い。

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