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クマザサ青汁の栄養成分「バンフォリン」に効果効能はある?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

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目次

1.クマザサ概要

2.クマザサの栄養成分

3.クマザサの効果効能

1.クマザサ概要

健康茶としても利用されているクマザサ(熊笹・隈笹)。

クマザサは芽が出て80日~120日成長した後60年から120年間枯れることはないといわれていて、その生命力の強さから健康茶や青汁に使われるようになったようです。名前の由来として、冬期に葉の縁が白くなり隈取りがなされるため「隈笹」という説、熊が食料にしたり熊が出没しそうな場所に生えるため「熊笹」という説の2種類あります。

1-1.クマザサの歴史

中国の薬物書で漢方薬として紹介されているので薬効があると誤解している方も多いようですが、中国と日本では笹の種類が異なる別種なのだそうです。

そもそも「笹」と「竹」は明確な区分がなくて、そのうえクマザサは日本に600種類も生育しているほど非常に変異の多い植物なので、クマザサと一言でいっても地方によって品種が異なります。

1-2.クマザサの特徴

おにぎりや餅をはじめ、笹団子、笹あめ、笹寿司、笹酒、チマキなど、日本では笹を食材に包んできた歴史があるため、笹で包むことで抗菌作用を期待される方もいますが、実際には笹に食品の腐敗を防ぐ抗菌作用はないそうです。

笹の葉は乾燥しやすいため、包んで食材の湿気を適度に逃すことで食材の腐敗を防いでいるそうです。

2.クマザサの栄養成分

クマザサの栄養価に関して客観的な情報に乏しいため詳しいことは分かりませんが、少なくともクマザサをさわる限り固い食物繊維が主体と思われ、大麦若葉(参照:大麦若葉青汁の効果効能・栄養成分)に似た印象を持ちます。

また、販売社によっては葉緑素(クロロフィル)やアミノ酸が豊富だという話もありますが、葉緑素(クロロフィル)ならより緑の濃いケールや大麦若葉のほうが、アミノ酸に至っては肉や魚を食べるほうが効率的なように思います。

3.クマザサの効果効能

書籍やウェブサイトで一般的にいわれているクマザサの効果効能を調査しました。あくまでも参考情報としてご覧ください。

3-1.クマザサの効果・効能

クマザサにはアラビノースとキシロースとの結合による特異的な多糖体バンフォリンが含まれることで、以下の効果・効能があると期待されているようです。

  • 免疫力
  • 胃腸病
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 抗アレルギー
  • 風邪
  • 歯周病
  • 肌荒れ

ご覧のように、クマザサに含まれるバンフォリンによって多岐に渡る症状を改善するといった主張が散見されます。

3-2.クマザサの効果・効能【まとめ】

クマザサに治療効果があるとする根拠は、おそらくサンクロンやササヘルスをはじめとした第三類医薬品の存在ではないかと考えられます。「疲労回復、食欲不振、体臭・口臭の除去、口内炎、歯槽膿漏」に効果のある薬として薬局で紹介されています。

誤解してはならないのは、クマザサを使った第三類医薬品の有効成分は銅クロロフィリンナトリウムであり、バンフォリンではないということです(そもそもバンフォリンに薬効はありません)。銅クロロフィリンナトリウムとは野菜の緑色の素である葉緑素(クロロフィル)を安定化させた成分で、胃薬をはじめとした様々な医薬品に使用されています。

クマザサを使用した第三類医薬品は、クマザサの葉緑素から有効成分である銅クロロフィリンナトリウムを合成しているだけで、クマザサに含まれる成分(バンフォリンなど)自体に薬効があるわけではありません。クマザサを使ったお茶や青汁に薬効がないこともお分かりいただけると思います。

あたかもクマザサに治療効果があるかのように宣伝し、消費者の健康に対する不安心理を刺激する行為を見るにつけて心が痛みます。初めて「青汁 効果」で検索したら凄い効能ばかりで驚いた!でも書きましたが、クマザサや青汁に求められる効果・効能とは栄養バランスを整えることであり、病気を治すことではありません。

やっぱり、青汁を飲むならケール青汁(参考:ケール青汁の栄養・成分・効果効能で野菜不足を解消させる!)でしょう。

この日記を書いた人

Hiro Takayama
Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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