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酵素が生きてる青汁は効果が高いという話、信じていいの?

この日記を書いた人

Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。

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青汁を選ぶ際、青汁に生きた酵素がどれだけ含まれているかを気にする方って案外多いように思います。現に、こうした意見があるようです。

  • 冷凍青汁なら加熱をしていないので酵素が生きている。
  • 粉末青汁をお湯に溶かして飲むと酵素が死ぬので、水に溶かして飲んだほうがいい。
  • 手作りするグリーンスムージなら酵素が生きているから、青汁より断然おすすめ!
  • 青汁は酵素がないから、酵素が生きている生野菜じゃないと意味がない。
  • 青汁よりも酵素ジュースの方が効果が高い。

料理教室などでも先生が酵素の力を説明することもあってか、酵素効果を信じている人は想像以上に多い気がします。そうした酵素の力を信じている方々には申し訳ないですが、正直に言って酵素が含まれている商品を探すなど時間の無駄です。というのも、そもそも生きている酵素など存在しないからです。

酵素の力を信じている方は、酵素が何かを理解できていないような気がします。ひょっとしたら酵素も酵母も同じようなものだと考えているのかも。「酵素」と「酵母」の違い、説明できますか?

酵母は、食品中の糖質をエサにしてアルコールや炭酸ガスを発生させる微生物で、お酒や味噌をはじめとした発酵食品には欠かせないものです。一方で酵素は、アミラーゼ(だ液に含まれる成分で、ご飯などに含まれるデンプンを糖質に分解する)など、消化や発酵を助けるタンパク質のことです。つまり、

  • 酵母は生命(微生物)、酵素は成分(タンパク質)

ということ。ビール酵母などの酵母含有食品を食べると酵母(微生物)が体内にもっていた栄養素(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)を補給することにつながりますが、酵素を食べると消化液によってタンパク質(酵素)が消化されてアミノ酸へと分解されるだけです。そのため、酵素はタンパク質としての栄養的価値しかなくて、“鶏のささみ”を食べるのと同じようなものです。

酵素を飲んでも鶏のささみを食べても、アミノ酸に分解・吸収されて、それが体内の酵素・筋肉・内臓・皮膚・髪・骨・歯のどれに使われるかは、その時々の遺伝子次第です。現代人でタンパク質が不足することなどはほとんどないので、わざわざ酵素を飲む意味などないことは現代科学の常識です。

健康体でいるために大切なことは、非科学的な情報に振り回されることではなく、栄養バランスを整えて生活習慣を改善すること以外にありません。なお、青汁効果や市場で人気の青汁について、下記もご参考になれば嬉しいです。

参考:初めて「青汁 効果」で検索したら凄い効能ばかりで驚いた!
参考:青汁ランキングの口コミ比較!無添加の人気がない理由とは?

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Hiro Takayama
Hiro Takayama
1980年生。東京農工大卒→上場企業→ベンチャー企業→家族経営ブログ通販。家族生活は田舎の方が便利だと分かり鹿児島に移住。豊かな自然とネットがあれば子育て以上に楽しいものはない。
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